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【中国ブログ】日本の病院、スタッフみんな「模範労働者」? |
【社会ニュース】 V 2009/12/23(水) 00:25
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来日間もなく日本での診療を余儀なくされた中国人にとって、日本の医療機関におけるスタッフのサービスは「至れり尽くせり」だととらえられることが多い。日本在住の中国人ブロガー、房麗燕さんもこのほど、自身がかつて医療通訳を務めた際の、病院側の「サービスのよさ」について触れている。
房麗燕さんは、日本では中国とは違い、医師が患者に対して、患者の病状や対処法を説明する義務があると紹介、専門用語も分かりやすく説明してくれると伝えた。また、自身が医療通訳を受け持った際、医師らは来日間もない中国人の患者に対し、専門用語をオンラインの翻訳機にかけるなどして、病状や治療法を何とか伝えようと努力していたと紹介、その懸命な姿に「語句自体はトンチンカンなものもあったが、伝えようとする患者への心配りに目頭が熱くなった」と振り返っている。
房麗燕さんはまた、看護師らをはじめとする医療スタッフの働きを「一人ひとりが模範労働者のようだ」とも評し、清拭(せいしき)や食事の介護、排泄物の処理に至るまで、仕事と割り切っていやな顔ひとつせずこなすスタッフの姿に感動したという高齢者の、「自分の子どもでもここまでしてくれるか分からない」との“声”を紹介、日本における一般的なサービスと、その意識の高さを伝えた。
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日本の医療現場には現在、医師をはじめとする医療スタッフらの労働条件の悪化や、医療の地域格差、医療費の負担など、医療を施す側、受ける側ともに深刻な問題が存在する。
一方、中国では、高額な医療費が深刻だ。中国での医療費の自己負担率は、たとえ保険に入っていたとしても、日本と比べて相当に高いといわれる。
また、貧しい農村地域では、保険料自体を支払えず、保険に加入できない層もあるといい、完全自己負担、という高額な医療費を負担できず、医療を受けられない「医療難民」の存在も問題視されている。このため、中国では、治療費の不払いなど“踏み倒し防止”を目的とした「前払い」制度を採用する病院も存在。「地獄の沙汰(さた)も金次第」を地で行くスタイルに驚く外国人は多いという。(編集担当:金田知子)
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