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「高島易断」名乗る祈祷料詐欺、被害1300人、8.6億円に
このニュースのトピックス:詐欺・脱税・出資法違反
運勢鑑定で知られる「高島易断」などを名乗る男らによる祈祷(きとう)料詐取事件で、被害者が約1300人、総額約8億6千万円に上ることが21日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警の調べに、当初否認していた主犯格の自称易者、西園徳盛容疑者(61)=和歌山市黒田=が容疑を認める供述をし、ほぼ全額をギャンブルや飲食に使い果たしていたことも判明。県警はほかにも被害があるとみて、「開運商法」の全容解明を進める。
県警は先月10日、詐欺容疑で、西園容疑者を逮捕。西園容疑者が管理する口座への入金記録や押収資料などから、被害は当初、約700人、総額約5億7千万円とみていた。
しかし、相談者から現金で受け取ったケースも多くあったほか、一連の報道でさらに被害申告が続出。さらに、西園容疑者とともに出張鑑定し、詐欺容疑で逮捕された共犯の奥喜夫容疑者(70)の供述もあり、あわせて新たに計約3億円の被害が判明した。
西園容疑者は逮捕直後、「だましていない」と否認していたが、その後容疑を認めていたことが判明。「競馬やマージャン、パチンコなどのギャンブルのほかは、飲食代に使った」と供述しており、口座には数十万円しか残っていなかったという。
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