新温泉町の山林 クマに襲われ県職員が重傷 保護作業中
10日午後2時ごろ、兵庫県新温泉町用土、五十鈴神社東側の山林で、イノシシ狩猟用のワナにかかったツキノワグマの保護作業をしていた県森林動物研究センター(丹波市青垣町)の男性職員(47)が、このクマに左腕の数カ所をかまれた。男性は重傷。クマは射殺された。
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同センターなどによると、同日朝、ワナにかかったクマを見つけた住民が新温泉長に通報。駆けつけた同センター職員らが、麻酔銃でクマを眠らせて山に返す作業に取り掛かったところ、ワナをくくりつけた木が倒れ、自由になったクマが男性職員にかみついたという。
クマは体重100キロの成獣。現場は周辺に田んぼが広がるやまのふもとで、南約1キロには集落がある。