2009年12月22日

”燃料自給自足”の時代がやってきます

今朝の東京新聞に希望がわく素晴らしい記事が掲載されていました。 


「ジャトロファ」種子ディーゼル燃料に 


<引用開始>
ジャトロハはやせた土地でもぐんぐん育ち、毒性があるので食用にならない。一年で2メートルも成長し、三年で成木となり、40年間も油が採れる。
<引用終了> 


ジャトロファ油は、同量の重油と混合してディーゼル燃料として使われるそうです。つまり、石油の代替燃料となるのだそうです。 


そもそもです。ディーゼルがディーゼル機関を開発した時に使われた燃料は、ピーナッツ油でした。原点に戻るようですがすがしい気持ちになります。 


東京新聞の記事は、東京都中央区の佐藤商事がジャトロファの種子を搾った油で、バイオ燃料を大量・安価に製造するプロジェクトを進めていると報じています。 


タイトルの「燃料自給自足の時代がやってきます」は、佐藤商事のホームページに掲載されているキャッチフレーズであり、全世界の人々に勇気を与えるものです。 


<引用開始>
非食用植物から代替燃料を作る燃料自給自足の時代がやってきます

非食用植物由来のジャトロファ油や廃油を

石油代替エネルギーに変えるミニプラント
<引用終了>
http://www.satoshoji.co.jp/business/index8.html 


日本の環境技術は世界一です。残された問題は、バイオマスをつくるための原料の確保だけですが、私が、鳩山政権に提案する「友愛サステナビリティ・ニューディール」、つまり持続可能な緑の内需の喚起策とジャトロファやバイオエタノールを生むエリアンサスなどを合わせれば、燃料の自給率は格段に高まります。 


日本だけではありません。世界地図をひっくり返してみてください。アメリカ方面に目をむけるのではなく、東京から沖縄やフィリピン方面に目を向けるということです。 


私が言いたいことは、熱帯や、亜熱帯の地域はバイオマス燃料の宝庫であるということです。ジャトロファは熱帯性ですから、世界の熱帯、亜熱帯地域はジャトロファの産地なのです。今後の成長産業の担い手になれるのです。 


夢がふくらんできました。 


私が提案する日本の「先行き不安病」の処方箋「友愛サステナビリティ・ニューディール」はこちらからどうぞ。

 http://gpscompany.blogdehp.ne.jp/image/nd03.pdf 

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