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地方デパート、奇策も辞さず 元日営業・カラオケ入居も(2/2ページ)

2009年12月20日7時42分

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写真:元日初売りに踏み切る井筒屋の本店。垂れ幕で大きく告知している=北九州市小倉北区元日初売りに踏み切る井筒屋の本店。垂れ幕で大きく告知している=北九州市小倉北区

写真:来年6月末に閉店する大和新潟店。大和は、富山店など3店に経営資源を集中させる=新潟市来年6月末に閉店する大和新潟店。大和は、富山店など3店に経営資源を集中させる=新潟市

 1月末に経営破綻(はたん)した北海道の丸井今井。売り場改装などの新機軸は打ち出せず、札幌市にある本店の売上高は8〜11月、前年同月比で2割前後の落ち込みが続く。9月末に閉店した西武札幌店の客も取り込めなかった。格安紳士服店を入れた大丸札幌店に、地域一番店の座を奪われたままだ。

 閉店も相次ぐ。北陸地方が地盤の大和(だいわ)(金沢市)は、新潟県内の3店を含む4店を来年4、6月に閉める。新潟店の売上高はピーク時の4分の1に落ち込み、10年近く赤字続き。寺口時弘取締役は「体力は残っておらず、限界だった」と話す。

 愛知県の松坂屋岡崎店は2010年1月末に約38年の歴史に幕を閉じる。親会社のJフロントリテイリングの奥田務社長は「買い回り性の高い都市に比べて、地方は非常に厳しい。閉店は今後も進むのではないか」と話す。

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