NINJA-TOOLS

一.DIYスクリーンノススメ

スクリーンを自作しよう!

プロジェクターを導入しようと思った際、結構悩むのが、スクリーンだと思います。
プロジェクターは値段や大きさなどにより、自ずと選択肢が狭まりますが、スクリーンは種類が多い割に情報が少ないので、一体、どれを選べばいいのか分からなくなります。
結局、雑誌やインターネットで評判のいいものを選ぶことにする。

…ちょっと、待ったー!!

実際のところ、プロジェクターの画は白い壁やシーツでも映ります。
プロジェクター導入時にスクリーンまで揃えてしまうのもいいですが、ここは一つ、自作してみたら如何でしょう?
材料は、洋裁店や文具店、ホームセンターなどで売っているものばかりの上、3000円程度で揃えることができます。
スクリーンを買うことなんて、自作したスクリーンが不満になった後でも出来ます。
その前に、ちょっと自作スクリーン作ってみませんか?

【材料】  
・ナイロン生地(画面比率4:3で80インチだと、横160センチ・縦120センチ程度) ¥2,000程度
スクリーンの映像を投射する部分となります。値段、入手のしやすさ、皺がよりにくいことから選びました。テーブルクロスなどを使っている人もいるようです。
・黒い布(上のナイロン生地より大きいサイズ) ¥200
スクリーンが透けるのを防止するため、この布の上にナイロン生地を貼ります。映像が映る部分ではないので、縫い合わせて大きくしてもかまいません。
・スクリーンの上下に付ける棒(長さ180センチ程度) ¥400(¥200x2)
スクリーンを吊り下げる棒(上部分)とスクリーンを延ばすための重りの棒(下部分)。
・フック、ネジ、紐 ¥300
スクリーンをカーテンレールに掛ける為のフックと使わない時にスクリーンを畳む為のネジと紐です。

合計

¥2,900

スクリーンをつくる
まず、ナイロン生地を黒い布に縫い付けます。ナイロン生地は表と裏で若干映像の映り方が違うので、一度、投射実験を行って、どちらを使うか決めておいたほうがいいでしょう。管理人は、裏のほうが落ち着いた感じだったので、裏側を使っています。
縫い付ける際に気をつけることは、後ほど黒い布の上下に棒を巻き付けるので、その分の余裕を持たせることと、スクリーンをたたむ必要のある場合は、あまりしっかりと縫い付けないこと(しっかりと縫い付けすぎると、巻いてたたむ時にスクリーンに皺が付きやすくなる)です。


ナイロン生地と黒い布を縫い付けます


上下にスクリーンを吊り下げる棒と重りとなる棒(スクリーンを巻き上げる時にも必要になる)を黒い布を巻きつけて、両面テープなどで貼り付けます。

スクリーンを吊り下げる棒を取りつけます


重りとなる棒(管理人は生地屋にてただで貰った棒を使ってます)も、この様に貼り付けます

最後に、スクリーンを巻き上げるためのネジと紐を取りつけます。ネジは上部の棒に2ヶ所取りつけ、そこに紐を結び付けます。紐は、スクリーン使用時はスクリーンの後ろに垂らしておき、畳む時にスクリーンの下から前を通ってネジに引っ掛けます。紐を引っ張れば、下の棒が回ってスクリーンが巻き上がります。


ネジを付けた2ヶ所は、写真を参考にしてください


巻き上げると、この様になるので、後は片付けるだけ


これで自作スクリーンの完成です。
3,000円程度の予算で作ったものですが、画を写してみれば、そのコスト以上の実力を発揮してくれると思います。
これで不満があれば、…素直に市販されているスクリーンを購入しましょう。

管理人の環境にて、市販スクリーンを使ったことがないので比較できないのですが(比較してみたい気もしますが…)、会社にある業務用プロジェクターのスクリーンと比べると、遮光しないと画がしっかりと投射されない点以外は差がないと思います。
「予算がないから、スクリーンシアターは無理」ではなく、「予算がない分、自作で楽しむ」ことができるのが、ホームシアターの楽しい点だと思います。