岡山放送局

2009年12月22日 9時35分更新

労組組織率が上昇

県内の企業や官公庁で働く人のうち労働組合に入っている人の割合は、パートタイムの労働者の加入が進んだことから、27年ぶりに前の年を上回りました。

岡山県などによりますとことし6月の時点で県内の企業や官公庁で働く人は75万2906人で去年よりも9260人減少しました。一方で労働組合に入っている人は14万9522人と去年よりも2925人増加しました。

この結果、働く人の中で組合員の割合を示す組織率は19.9%となり過去最低だった去年よりも0.7ポイント上昇しました。
組織率は、昭和57年を境に組合離れが進んで年々減少していましたが、前の年を上回ったのは27年ぶりです。

県内の労働組合の組織率が上昇したことについて岡山県労働政策課は「雇用情勢の悪化などによってこれまで加入率が低かったパートタイムの労働者の組合加入が進んだのではないか」と話しています。