2009年12月22日 9時35分更新
去年1月、赤磐市で発生した交通事故をめぐって検察が事故を起こした男性を起訴しなかったのは不当だとして岡山検察審査会が捜査のやり直しを求めていたのをうけて検察は21日男性を略式起訴しました。
略式起訴されたのは鹿児島県薩摩川内市の35歳の会社員の男性です。
この事故は去年1月、赤磐市沼田の県道で男性が運転する軽乗用車が停まっていた車に衝突し乗っていた女性にケガを負わせたものです。
この事故の捜査を行った検察は女性のケガが3日の治療を必要とする軽い被害だったとして事故を起こした男性を不起訴にしました。
しかし、岡山検察審査会はことし10月、女性のケガの状態を再度確認するなど捜査のやり直しを求めて不起訴不当の議決を出していました。
これを受けて岡山区検察庁が捜査をやり直した結果、女性のケガは首におよそ8か月の治療を必要とする重症だったことが分かったとして、21日男性に罰金刑を求める略式起訴の処分にしました。