2009年12月22日 9時35分更新
岡山県が行っている外国人の技術研修制度を活用して医療技術を学んできたミャンマー人の男性医師の研修が修了し、21日、県庁で修了式が行われました。
岡山県では、開発途上国から医学や教育などの様々な分野で技術を学ぶ外国人を県内に受け入れる制度を30年ほど前から行っていて、今年度は、ミャンマー人や中国人などの5人の研修員が県内で学んでいました。
このうちことし9月から岡山大学大学院で放射線医学を学んでいた男性医師でミャンマー人のソ・ミャ・ワンさん(35)の研修の修了式が21日、県庁で行われました。
式でははじめにワンさんが「今回学んだ医療技術をミャンマーのために役立てるとともにミャンマーと日本、特に岡山との友好を深められるよう努力していきたい」とあいさつしました。
そして、県の企画振興部の平松卓雄部長から修了証書がワンさんに授与されました。
ワンさんはミャンマーに帰国して首都・ネピドーの総合病院でガンなどの治療に役立てていくということです。
ワンさんは「岡山での研修の成果をミャンマーのために生かしていきたい」と話していました。