中国電力が、山口県の上関原発の本体工事に必要な許可申請を行ったことをめぐり、21日、原発に反対するグループの代表らが、地元の理解がないままの暴挙だとして、計画の白紙撤回を求めました。
中国電力を訪れたのは、原発に反対する市民グループの代表6人です。6人は、地元反対住民との話し合いがないままの申請は前代未聞の暴挙だとして、申請を取り下げ計画を白紙撤回するよう会社側に求めました。
「祝島が同意していないのに、なんでこんな許可申請なんか出すんですか。おかしいじゃないですか!」(団体)
中国電力は、今月18日、上関原発1号機の原子炉設置許可申請を国に提出しました。
グループの抗議に対し、中電側は、地元の理解が得られるよう努力したいとしながらも、「電力の安定供給ができる原子力発電の推進は急務で、不退転の決意で臨みたい」と答え、議論は平行線となりました。(12/21 18:49) |