千真が初招集!南ア行きサバイバルへメラッ(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/091222/scc0912220506002-n1.htm
日本サッカー協会は21日、南アW杯イヤー初戦となる来年1月6日のアジア杯最終予選・イエメン戦(アウェー)の日本代表19人を発表。主力組は休養させるため、初招集13人、平均年齢20・9歳のフレッシュな顔触れとなった。今季Jリーグで新人最多記録を更新する13得点のFW渡辺千真(かずま、23)=横浜M=も初名乗り。W杯代表入りへ、固い扉をこじ開けにいく。

先輩ニモマケズ、後輩ニモマケズ。初のA代表選出の朗報に、FW渡辺は決意を新たにした。

 「若い年代、そいつらには負けられない」

 横浜Mの練習場で自主トレを終えると、U−20世代が中心のメンバーに宣戦布告。さらに、国見高時代の先輩で、同じく初のA代表入りを果たしたFW平山(FC東京)についても「ライバル? そうですね」と言い切った。

 シュートの正確性、シュートに持っていく高い技術で今季Jリーグで13得点。城彰二氏(当時市原)の新人最多得点記録を13年ぶりに1点塗り替え、新人王に輝いた。

 ただ、今回のメンバー選考は主力のオフを優先させた結果。岡田監督が「今まで呼んでいないのは、まだ物足りなさがあるから。ただ、1度見てみたい才能を持っている」というように、U−20より上の世代ながら未選出だった渡辺に、チャンスを与えた形だ。

 「一緒に2トップでやりたい。楽しみ」と平山との“国見コンビ”結成に意欲も見せた渡辺も、そんな事情は重々承知。上下関係の厳しかった高校時代には「かわいがられた」と苦笑しながら、逆転選出へ「主力がいないかもしれないけど、練習からアピールしたら、6月(の南アW杯)につながるかもしれない」と熱く燃える。

 1月3日に予定されていた京都所属の兄・大剛の結婚式出席も断り、臨む初のA代表。ハマのエースが、決定力不足に苦しむ岡田ジャパンの切り札となるべく、中東の地で勝負をかける。


渡辺 平山との“国見2トップ”熱望!(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/12/22/04.html
アジア杯最終予選A組のイエメン戦(来年1月6日、サヌア)に招集された今年のJリーグ新人王、横浜のFW渡辺は国見高の1年先輩に当たる平山とのコンビ結成を熱望した。

 「2トップでやりたい。高校の時は僕がトップ下だったので」。今季、城彰二の新人記録を15年ぶりに塗り替える13得点をマークし、待望の代表入り。「練習からアピールすれば6月につながるかもしれない」と逆転メンバー入りを見据えた。


FW渡辺日本代表選出、W杯切符獲得へ第一歩/横浜M(神奈川新聞)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0912210042/
スーパールーキーの1年目は、まだ終わらない。リーグ新人最多得点記録を15年ぶりに更新したFW渡辺が、新人王の肩書を引っ提げ、満を持しての代表入り。ストライカー不在の岡田ジャパンを見渡せば、「ようやく」の感さえ漂う。

 チームメートの中沢をはじめ、主力選手は名を連ねておらず、今回の招集は新戦力発掘のテスト的意味合いが強い。だが「練習からアピールしたら6月につながるかもしれない」と渡辺。大逆転でW杯行きの切符を狙う、その視線は本気だ。

 まずは同年代のライバルとの競争に勝つことが最低条件。初招集のFW陣の中には、国見高の1年先輩・平山の名前もある。

 「一緒に2トップでやりたいと思っていたので、楽しみ。ライバル? そうっすね」。高校時代はトップ下を務めていた渡辺。「楽しみ」と話す裏には、FWとして成長した「今」への自信が見え隠れする。

 リーグ戦終了後もマリノスタウンで調整を続けており、体調は万全。横浜Mの未来を担う点取り屋の2年目は、「代表FW」として元日から始まる。