スクエニ:FF13は初日で100万本を販売した「もよう」だ
日経に笑えるニュースが載っている。
>100万本を突破したもようだと発表した。
>小売店の販売動向や、同社の出荷状況などから判断した。
つまりこの記事、スクエニ自身の
「100万本売れた…と思うんだよね」という勝手な判断が根拠なのである。
自社製品の販売好調を、自社ソースで報じてるのが笑いどころ。
FF、ドラクエなどの大型タイトル発売時には、
初日の販売データが調査会社のエンターブレインか、
メディアクリエイトから発表されるのが通例。
好調な初日売り上げを報じる記事は普通
(エンブレ調べ)か(メディクリ調べ)の推計販売本数をベースに報じられる。
それが今回に限り、
ファミ通(調査能力をもつはずのエンブレ)さえ「100万本販売(スクエニ調べ)」と記事にしている。
おまけに、初日売り上げの数字がどちらの会社からも発表されないw
はっきりいって、前代未聞w
…これじゃ何も後ろ暗いところはない、と思う方が馬鹿である。
ネットでの評判を見るに、どうやら
FF13は退屈な戦闘と、一本道マップばかりの
相当なクソゲー…らしい。
その真偽のほどは置いておくとしても、
口コミでジワ売れする良作ではなさそうだ。
スクエニとしては、初動販売命のFFだけに、なんとかして「初日から好調」の
雰囲気を作りたかったのだろう。
でも、ファミ通やメディクリが
「そこまでの数字は出てないので捏造できない」とつっぱねた結果が
今回のお笑い大本営発表ニュース出現の背景ではなかろうか。
あとはこの数字と整合性のとれる「初週売り上げ」数値をファミ通が来週発表、
真の初日販売数は闇の中…というシナリオか。
大手広告主のスクエニが「初日で100万本だからな」と釘を刺した手前、
あまりに整合性のない数字はエンブレも出すのをためらうはず。
…うーむ。さすが証券畑出身のスクエニ和田社長。
自社業績を推測だけでアピールしつつ、調査会社を黙らせたのだとしたら、
見事な手並みである。えげつなさにも程がある^^
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