「かがやき」が催眠商法で高齢者に売り付けていたとされる布団セット「夢の千夜」
「催眠商法」と呼ばれる手口で高齢者に高額の布団を売り付けていたとして、大分県警生活環境課と大分東、臼杵、中津署は21日午前、特定商取引法違反(目的隠匿勧誘)の疑いで、日用雑貨・寝具販売会社「かがやき」の本社(岡山市)や広島支店(広島市)など4カ所の家宅捜索を始めた。同社は大分を含む関西以西で営業しており、各地の消費生活センターには苦情や相談が相次いでいた。県警は、同社が今年3月以降、月に1千万円以上を売り上げていたとみて、被害の実態把握を進める。
催眠商法は、日用品を無料で配るなどして客を集め、高額な商品を売る手口。
捜査関係者によると、同社は、スーパーや量販店に買い物に訪れた高齢者らに「洗剤を一つ10円で売っています」「ラップをあげるので行きませんか」などと声を掛け、近くの空き地などに仮設したテントに誘い出し、日用品を次々に配った上で「夢の千夜」と称した数十万円の布団セットを販売していた。
テント内では客に健康についての話を聞かせ、途中で「(話が)分かった人は手を挙げて」などと言い、早く手を挙げた人に洗剤などを無料配布。その後「体の悪い人は」などと問い掛け、手を挙げた人に綿を渡して患部に当てさせ、「この効果が布団になりました。今なら安くします」などと勧誘していたという。
大分県内では少なくとも9月以降、大分、別府、中津、日田、臼杵各市などで営業していたのが確認されており、日によって営業場所を変えていた。
家宅捜索容疑は10月中旬、布団販売だと告げずに、県内の高齢者を公衆の出入りしない仮設テントに案内し、布団セットを買うよう勧誘、販売した疑い。
関西以西の消費生活センターには計60件近くの相談が寄せられていた。大分県消費生活・男女共同参画プラザ「アイネス」によると、県内では今秋、70~80代の男女数人から「健康にいいと盛り上がり、つられて契約してしまった」「39万8千円で購入契約をしたが、解約したい」といった相談があった。
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