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小沢氏「予算編成は週内」号令、初のお国入りでも募るイライラ 自身への批判も意識 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:政権交代
民主党の小沢一郎幹事長は20日、地元・岩手県で党県連主催の政治資金パーティーに出席した。出席議員が「岩手の小沢王国は完成した」と語るなど勢いは盛んだ。だが当の小沢氏は、鳩山由紀夫首相ら政府の予算編成のもたつきに不満を高めており、あいさつではついに「週内編成」の号令を下した。天皇陛下との特例会見をめぐる言動を批判され、公設第一秘書の刑事裁判も始まった。権勢の絶頂にいる小沢氏がいらだちを隠せなくなっている。(原川貴郎)
20日午後に盛岡市内のホテルで開かれた「小沢幹事長を囲む民主党躍進パーティー」。政権交代後初めての「お国入り」となった小沢氏は、ファンファーレとともに入場し、約1600人の出席者は盛大な拍手を送った。
出席議員からは「(自民党が占めていた)岩手2区をとって小沢王国が完成した。しっかりと国会で仕事をして小沢帝国を目指します」(衆院岩手2区選出の畑浩治衆院議員)との声まで飛び出した。
「最終的には政府が決定することだが(党の重点要望で)皆さんの要望を可能な限り吸い上げて、政府に伝えた。今週いっぱいぐらいで予算そのものも、ほぼ中身が確定すると思う」
マイクを前にした小沢氏はこう述べ、作業が遅れている政府を督励(とくれい)した。
小沢氏は自身が主導してまとめた党の「重点要望」を、首相や政府側が尊重していないことに不満をもっている。
「閣議の決定で国債発行を最低限の44兆円と決めた。自分たちの内閣が決めたことを無責任に否定するような要望はやめようという苦労の末にああいう要望になった」
16日の「重点要望」。小沢氏主導で、衆院選のマニフェスト(政権公約)の柱であるガソリン税の「暫定税率の廃止」を撤回し、子ども手当にも想定していなかった所得制限を付けるよう求めた。
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