米兵の身柄引き渡し求める
先月、読谷村で発生したひき逃げ死亡事件で、安田慶造村長は中井洽国家公安委員長と面会し、容疑者の身柄の早期引き渡しなどを求めました。
先月、読谷村楚辺で発生したひき逃げ死亡事件では、車を運転していたアメリカ兵が特定されていますが、アメリカ兵は県警への出頭を拒否し、捜査が難航。すでに事件発生から44日が経過していますが、身柄引き渡しは未だ実現していません。
上京した読谷村の安田村長は21日、中井国家公安委員長と面会し、アメリカ兵の早期の身柄引き渡しや日米地位協定の見直しを求めた村民大会の決議文を手渡しました。
安田慶造村長は「この事件がうやむやの中で米兵がアメリカに帰った場合、あとは行き先不明で事件は迷宮入り。それを非常に心配している」と話していました。
要請を受けた中井国家公安委員長は「ひき逃げとして裁判に耐えられる証拠固めをしている。また、休暇などといって海外に出ないことを確認している」と述べたということです。