強瀬橋を渡って相模川(桂川)の対岸の河岸段丘を上ります。
中央高速に面して、「妙見山」があります。
Google Maps(バージョン2)です。
マウスドラッグでの移動や、ボタンクリックで縮尺の変更が可能です。
中央高速に面した緑色の三角形のマーカーが妙見山です。
朱色のマーカーが駒橋発電所と水圧鉄管です。
妙見山「西国三十三番写し霊場」からの、
相模川(桂川)を隔てた駒橋発電所水圧鉄管です。
駒橋発電所水圧鉄管の部分を撮りました。
JR中央本線をオレンジ色の電車が通っています。
駒橋発電所は相模川水系の一連の発電所の中で最も古く、
1907(明治40)年に東京電燈株式会社によって開設されました。
開設当時は、最大出力15000kWで日本一、
特別高圧送電電圧55kVで日本一、送電距離76kmで日本一で、
東京の早稲田変電所まで送電されていました。
昭和30年代に長距離送電は廃止され、
現在は山梨県東部に給電されています。
妙見山「西国三十三番写し霊場」の33体の観音像です。
もともと妙見山は、
1501年に創建された龍水山安楽寺(妙見山の西に現存)の境内で、
北極星の見える裏山として存在していました。
(北極星を妙見菩薩といいます)
1860年に西国三十三番を勧進し、写し霊場が作られました。
しかし、中央高速の開通で妙見山は分断され、
33体の観音像は1箇所に集められてしまいました。
さらに2000年の中央高速の拡張工事によって現在地に移されました。
このように中央高速が山を切り取って分断しています。
左の斜面の上が、写し霊場の広場になっています。
妙見山の縁起はパネルの説明を読んでください。
(クリックすると別ウィンドウで大きさが変更できます)
さて、駒橋発電所の排水は、例のごとく別の発電所に導かれます。
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「相模川を下る48(駒橋発電所排水路の先の重要文化財)」に続く。
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