駒橋発電所水路の最下流の開渠が隧道に入るので、
それを追いかけます。
水路の隧道は写真右の山の中を通っています。
こんなとこまで来ていいんだろうか……といった雰囲気の山道です。
トンネルの向こうに駒橋発電所水槽が見えます。
4枚の写真を横に繋ぎました。(横スクロールしてください)
駒橋発電所水槽の周囲はフェンスで囲まれていて、
フェンスの外側は幅50cm程度の巡視路になっています。
引いて(離れて)撮ることができないので、
フェンスの網目が見苦しいです。
スクリーン(ゴミを取る装置)が無ければ、水泳プールのようです。
写真右に、駒橋発電所水路の隧道の開口部があります。
相模川から取水されて、約7kmの水路を辿った終点です。
5枚の写真を横に繋ぎました。(横スクロールしてください)
フェンスの外の巡視路を、水路の隧道出口の上を通って回り込みました。
写真左の隧道出口からは勢い良く水が流入しています。
隧道出口の向こう側の黄土色に見える部分が、
sasablogの歩いてきたトンネルです。
フェンスの外をさらに回り込むと、
水槽の側面に沿って下り坂があります。
こんなとこ下ってもいいんだろか……と思いながらも、
マニアックな興味には勝てずに下ってみました。
水槽から水圧鉄管が始まる場所に出られました。
この看板は、中央高速下り線で中野トンネルを出て5km程進むと、
正面に開ける眺望とともに目に入ります。
水圧鉄管の進む方向を見下ろしました。
エンジ色の屋根の駒橋発電所のすぐ向こうは相模川(桂川)です。
その向こうは河岸段丘面に畑があり、
さらに向こうに中央高速が通っています。
水圧鉄管は、国道20号線の下を通って角度を変え、
JR中央本線の上を通って発電所前の地面に入ります。
池みたいに見えるのが相模川(桂川)です。
次の発電所用の取水堰があります。
写真上縁を左右に通っているのが中央高速です。
1907(明治40)年に駒橋発電所が開業したときには、
水圧鉄管は5本ありました。
現在の2本の水圧鉄管の西側(写真左)に、
コンクリート製の水圧鉄管の土台が残っています。
開業当時は、最大出力15000kWで日本一でした。
(現在は水圧鉄管の数が減っていますが、太くなっているので、
最大出力は21200kWあります)
日本一高電圧の55kV特別高圧線で、
76km離れた早稲田変電所まで電気を送っていました。
4月15日に撮影した写真はこれでおしまいです。
(2か月以上かかってしまいました)
さらに相模川(桂川)に沿って下ります。
次の記事「相模川を下る44(駒橋発電所の周辺)」に続く。
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