泉田勇介が自供を始め押尾学がいよいよ追い詰められている

　合成麻薬ＭＤＭＡの譲渡で麻薬取締法違反容疑で再逮捕された押尾学と、押尾にＭＤＭＡを譲渡したとして同容疑で逮捕されたネット販売業者の泉田勇介。２人は警視庁捜査１課の取り調べに否認し、このままだと不起訴になるという見方も出ていたが、ここにきて一変しているという。

　捜査関係者によれば泉田が態度を一転させ、自供し始めたというのだ。何があったのか。

「泉田は逮捕直前に『週刊文春』で“オレは今まであいつを庇（かば）ってきたのに裏切られた”と怒りをぶちまけている。押尾が保釈された直後に文春で“空白の３時間の真相”を匿名で告白したのは泉田で、彼は“押尾は田中さんからクスリをもらったと言っていた”と庇う発言をしていたのです」（事情通）

　だが、押尾からは連絡はなく、それどころか共通の友人らに「泉田にはめられたと言い回っていた」（芸能関係者）という。これでは泉田にあるのは押尾に対して裏切られたという恨みで、事実を話して認めれば、２０日間の拘置で出られると思ったのだろう。

　泉田は押尾がＭＤＭＡを誰に渡して“ドラッグセックス”したか、知る限りを自供し、さらに田中さんが変死した後の押尾の言動についても話したとか。前出の捜査関係者によれば、これにはさすがに押尾も観念した様子だという。

　事件の全容解明が一気に進んでいるようだ。

（日刊ゲンダイ2009年12月17日掲載）