小泉被告「月火水狙った」＝遺族出廷、憤りあらわ−元厚生次官襲撃公判
2009年12月18日13時36分 / 提供：時事通信社
３人が死傷した元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、殺人などの罪に問われた小泉毅被告（４７）の第６回公判が１８日、さいたま地裁（傳田喜久裁判長）で開かれた。小泉被告は被告人質問で、事件を起こした日を選んだ理由について「日が暮れるのが早い時期」「金曜は飲み会などがあるので月火水が一番（家に）いるだろう（と考えた）」などと述べた。
遺族の意見陳述では、殺害された元次官山口剛彦さん＝当時（６６）＝夫妻の長男琢磨さんが「楽しみにしていた孫の顔を見せてあげたかった」と無念さをにじませ、「被告には反省し、悔い改める意思がなく、生きていく意味はみじんもありません」と述べた。
次男弘毅さんは「あまりに的外れで怒りを覚えることすらない。改めて極刑を望みます」と陳述した。
１４日から連日続いた事実調べは終了。１６日の第４回公判で弁護側が請求した精神鑑定は「やむを得ない理由がない」として却下された。次回公判は来年１月１３日で、論告求刑が行われる。
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