金曜日、病院の忘年会でした。


いまいる病院のウチの科は、
比較的週の始めの方にドカーンと
全身麻酔の手術とか大きめの局麻手術（局所麻酔）が入るので
週末にかけては比較的早く帰れることが多いんです。


なので、忘年会も時間通りに行けるかな〜 　と。。





が、”暴れる患者さん”　騒動により、
それ以外の業務が滞り、
救急から依頼されていた往診に行くのがすでに夜八時を過ぎてしまい…


部長と二人、早く往診を済ませて忘年会に行こう、ムード。





一方、その救急の患者さんは、
顔面骨骨折の診察の依頼でした。


20代前半の女の子で、2日前に高速道路で大きな事故に巻き込まれて
受傷したらしい。


あー、そういえば、ニュースでやってたなぁ…
トラックを含む大きな事故…
アレかぁ…


カルテを見ると、彼女の住所は関西。えらい遠いなぁ。


これは実家の住所で、実際にはこっちに住んでるの？


　　「いえ、関西です。」


足や骨盤の骨を折る大怪我に加え、
若い女の子が顔の骨折…
さぞかし落ち込んでるでしょうに…


しかし、彼女は思いのほか落ち着いててケロッとしていて…


夜遅くに往診に来た私たちに対して
むしろ気を使って　「わざわざスミマセン」　なんて…


　　「早く手術して治して家に帰りたいです。」


そうだよねぇ。
こっちへは、旅行かなにかできてたの？


　　「彼が仕事で来てて。一緒に乗ってたんです。」

あとでその事故のニュースをみたら、事故のこと彼のことも載っていました。

見知らぬ土地で、二人は分たれたんだなあと思うとせつないですね…


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