2009年12月19日 19時8分更新
岡山県警察本部が道路交通法違反の疑いで逮捕した男から押収した覚せい剤が保管先の警察署でいらない書類とともに誤ってシュレッダーにかけられて処分されていたことがわかりました。
岡山県警察本部によりますと、ことし9月、岡山西警察署が道路交通法違反の疑いで逮捕した男から押収した微量の覚せい剤を証拠品として検察庁に送る際、覚せい剤が無くなっていることに担当の警察官が気づきました。
警察では署内の部屋をくまなく探しましたが見つからず3台のシュレッダーを調べたところ1台のシュレッダーの刃から覚せい剤の反応が出たということです。
警察では捜査に携わっていた20代の男性警察官が、不要になった書類を処分する時に誤っていっしょにシュレッダーにかけたものと見ています。
岡山県警察本部の川下潤二刑事企画課長は(かわした・じゅんじ)「今後、このようなことがないよう証拠品の取り扱いには十分注意していきたい」と話しています。