県内ニュース
イブニング・シックス
郡山市で「ゆず湯」(12月18日)
きょうは寒い一日となりましたが郡山市の施設では「ゆず」を入れたお風呂で温まってもらおうというサービスが始まりました。「ゆず湯」に入ると体の芯が温まって風邪を引きにくなると昔から言われています。熱海町の老人福祉センター「寿楽荘」のお風呂にもおよそ20個の「ゆず」が入れられお年寄りたちが甘くさわやかな薫りとともに温まっていました。この「ゆず湯」は明日まで楽しめます。また年明けには「りんご湯」を予定しているということです。
都大路へ田村高校出発(12月18日)
あさって行われる全国高校駅伝に出場する田村高校陸上部の選手たちがけさ、京都に向けて出発しました。田村高校は、10月に行われた高校駅伝の県大会で、男女とも優勝し、全国大会には2年連続でのアベック出場となりました。学校ではけさ出発式が行われ菅野正行校長が、「周りの人たちの期待に応えられるよう、しっかりと都大路を走ってください」と選手たちを激励しました。今回は、新型インフルエンザの影響で、男女あわせて7人の部員が参加を見送ることになりましたが、主力メンバーは順調に仕上がっていて、大会での活躍が期待されています。全国高校駅伝は、あさって、京都市の西京極陸上競技場をスタートゴールに行われ、女子は10時20分に、男子は12時30分にそれぞれスタートします。
プルサーマルは県の判断待って議論(12月18日)
原子力政策について話し合う県議会のエネルギー政策議員協議会が開かれプルサーマル計画については県の判断を待ってから協議会としての議論を行うことを決めました。エネルギー政策議員協議会は県議会が平成14年の東京電力のトラブル隠しを受けてプルサーマル計画の実施凍結や再発防止など10項目についてまとめた「意見書」の検証を7年ぶりにことし7月から行ってきました。きょうの会議ではプルサーマル計画について「知事が国などの取り組みを検証して判断するべき」として協議会としては県の判断を待って議論を進めることを決めました。また、原子力安全・保安院については「原発を推進している経済産業省から分離するよう改めて国に要請すべき」としました。きょうまとめた内容は県議会の代表者会議に報告されその後、県議会としての対応を決めることになっています。
警部補が暴力団員から金借り懲戒処分(12月18日)
県警察本部の暴力団担当の警部補が、郡山市内の暴力団員から金を借りていたとして、処分されました。停職6か月の懲戒処分を受けたのは、暴力団を担当する県警察本部組織犯罪対策課の44歳の男性警部補です。県警察本部によりますと、この警部補はことし2月、借金を返済するために知り合いの郡山市内の暴力団員の男から、「現金200万円」を借りたということです。また、去年3月には、同じ男から「5万円分のワイシャツの仕立て券」を受け取っていました。県警察本部では、「捜査情報の漏えい」などはなかったとしています。この男性警部補はきょう付けで依願退職し、県警では当時の上司7人を「本部長注意」などの処分にしました。県警察本部の佐々木賢(まさる)首席監察官は、「今後、指導を徹底し再発防止に努めたい」とコメントしています。
会津で大雪に注意(12月18日)
きょうの県内は会津や中通りの平野部でこの冬初めて本格的に雪が積もりました。会津を中心に週明けにかけてさらに大雪となる見込みで、気象台では注意を呼びかけています。県内は冬型の気圧配置が強まり、昨夜から会津を中心に雪となり、積雪は午後5時現在で西会津で54センチ金山で42センチとなりました。この雪の影響でJR磐越西線や磐越道に運転見合わせや通行止めの影響が出ました。あす夕方までに予想される雪の量はいずれも多いところで会津の平地で50センチ中通りの平地で10センチ。会津では週明けにかけても雪が降り続く見込みで気象台では注意を呼びかけています。
最判員最判3例目〜懲役5年の実刑(12月18日)
県内3例目となる裁判員裁判で強盗傷害の罪に問われている男に懲役5年の実刑判決が言い渡されました。判決を受けたのは住所不定の運転手藤原智成(ふじはらともなり)被告27歳です。藤原被告はおととし3月に郡山市のホームセンターでバリカンを盗んで車で逃げる際に警備員2人にケガをさせたとして強盗傷害の罪に問われ県内3例目の裁判員裁判としておとといから審理が行われていました。きょうは午前10時から裁判官と裁判員による評議が行われ午後4時に判決が言い渡されました。地裁郡山支部の竹下(たけした)雄(ゆう)裁判長は「万引きをした上に車を使って警備員を傷付けたという犯罪に酌量の余地はない」として藤原被告に懲役5年の実刑判決を言い渡しました。この後、会見に臨んだ裁判員からは「刑を決める時は決して良い気持ちはしなかった」「被告の人生に対する責任の重さを感じた」などの意見が述べられました。
県立高校入試インフル追試験行わず(12月18日)
来年春の県立高校の入学試験で、県教育委員会は新型インフルエンザに感染した受験生に対して本試験のあとの「追試験」を実施しないことを決めました。県立高校の入学試験のU期選抜は来年3月9日に5教科の学力検査が行われますが、新型インフルエンザに感染し、受験できなかった生徒については欠席扱いとして本試験のあとに追試験を実施しないことを決めました。その理由として、県教育委員会では、受験生の公平性を保つことまたおよそ2か月の間に「I期からV期の複数回、受験の機会が確保されている」為としています。新型インフルエンザの感染者に対しては、原則として季節性インフルエンザ感染者と同様、同じ日に、同じ条件で別室で試験を受けることができます。
いわき商議所の副会頭を在宅起訴(12月18日)
いわき商工会議所の副会頭が、自ら経営する会社の男性作業員が労災事故で重傷を負った際、この作業員に無断で示談書を作ったとして、在宅のまま起訴されていたことが分かりました。有印私文書偽造の罪に問われているのはいわき商工会議所の副会頭で、運輸・建設会社の「丸浜運輸」社長里見潤(さとみじゅん)被告58歳です。起訴状によりますと里見被告は、平成16年に、会社の男性作業員が労災事故で重傷を負った際、「異議申し立てや裁判を放棄する」などとした示談書を、この作業員に無断で作成したとされています。地検いわき支部によりますと、里見被告は起訴内容を認めているということです。里見被告はいわき商工会議所の副会頭をつとめていて、商工会議所では、「事実とすれば大変残念。本人から辞任届けを預かっていて、公判の推移を見極め適切に対応したい」としています。
JAが「農業のテーマパーク」建設へ(12月17日)
福島市の郊外に「農業のテーマパーク」とも言える大きな農場施設を建設する構想があることがわかりました。「農業の発信基地」を目指すというこの施設、きょうは、JAが施設の建設にむけ他の業種から意見を聞く、懇談会を開きました。福島市のJA新ふくしま本店で開かれた懇談会には、観光や報道機関など農業とは違う業種から8人が出席しました。建設が予定されている場所は福島市の中心部から西へおよそ10キロ離れた郊外、東京ドームのおよそ5倍にあたる23万4千平方メートルの広大な土地です。ここは旧林野庁が苗木を育ていた畑ですが10年以上使われていないため、ことし8月、JA新ふくしまがおよそ9千100万円で国から買い取りました。JAが示した現段階での構想では新たに農業をはじめようとする人のトレーニングセンターとして栽培技術を教えるためのほ場をはじめ、こどもたちが動物と触れ合えるコーナーや農場レストラン、さらに観賞用の菜の花畑などが作られる予定です。JAでは10年以上の長期的な視野で、「農業の振興」と「地域の活性化」につながるいわば「農業のテーマパーク」を整備する計画で早ければ来年の夏にも本格的に計画をスタートさせることにしています。
裁判員裁判3例目〜懲役6年を求刑(12月17日)
県内で3例目となる裁判員裁判はきょうで結審し検察は被告の男に懲役6年を求刑しました。審理されているのはおととし3月に郡山市のホームセンターで起きた強盗傷害事件で、住所不定の運転手藤原(ふじはら)智成(ともなり)被告はバリカンを盗んで車で逃げる際に警備員2人にケガをさせたとされています。2日目のきょうは被告人質問が行われ6人の裁判員は「途中で車を止めようとは思わなかったのか」や社会復帰した後の仕事などについて全員が質問をしました。このあと検察は「再犯を防ぐためにもしっかりとした処罰が必要」などとして、懲役6年を求刑。一方の弁護側は過去の同じような事件の判決例をあげたうえで被告は反省しているとして懲役3年6か月が相当と主張しました。このあと裁判員たちは判決について話し合う評議に入り、判決はあすの午後言い渡される予定です。
同僚の部屋から下着盗んだ自衛官に有罪判決(12月17日)
官舎の同僚の部屋から女性用の下着を盗んだ郡山市の自衛官の男に執行猶予つきの有罪判決が言い渡されました。判決を受けたのは陸上自衛隊郡山駐屯地の一等陸曹石井文男(ふみお)被告46歳です。判決によりますと石井被告は先月、郡山市の自衛隊の官舎で同僚の部屋に侵入し女性用の下着12枚を盗んだほか3年前にも別の部屋から白衣1着を盗みました。きょうの裁判で石井被告は起訴内容をすべて認め、検察は「自分の欲を満たすための動機に酌量の余地はない」などとして懲役1年を求刑しました。裁判はその日に判決を言い渡す手続きで行われ裁判所は「浅はかな考えから大きな損害を引き起こした」などとして懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
学校保健統計調査〜県内の子ども肥満気味(12月17日)
県が行った調査によると県内の子どもの体重の平均は男女とも7年連続で全ての年齢で全国平均を上回り肥満傾向にあることが分かりました。これは、県内の5歳の幼稚園児から17歳の高校生までを対象にことしの春に行われた健康診断の結果をまとめた県の保健統計調査で明らかになりました。これによりますと県内の子どもは身長と座高は男女ともほぼ全国平均並みでしたが体重の平均は男女共に全ての年齢で全国平均を上回っています。平均体重が全国の平均を上回るのは平成15年から7年連続です。特に15歳の男子の平均体重は62・2キロで全国平均を2・7キロ上回っています。今回の調査結果を受け県教育委員会では学校や家庭と連携してバランスの取れた食生活を推進するなど対策を行うことにしています。
新型インフルエンザで県内初の死者(12月17日)
きょう午後県北地方に住む男性が新型インフルエンザで亡くなりました。新型インフルエンザでの県内での死亡者はこれが初めてです。新型インフルエンザで亡くなったのは県北地方に住む30代の男性できょう午後3時過ぎに入院先の病院で死亡が確認されました。県によりますと男性に基礎疾患はなかったということです。男性は先月18日に40度の熱を出し翌日に医療機関を受診、急性肺炎があったため入院しましたがその際の検査ではインフルエンザは陰性でした。その後、症状が悪化したため別の医療機関に転院し先月23日の検査でA型インフルエンザの陽性反応が出たことからタミフルでの治療を行っていました。県の発表では、男性の死因は「インフルエンザ肺炎」ということで県内で新型インフルエンザでの死亡者が出たのは今回が初めてです。
郡山で横転事故・女性1人がケガ(12月17日)
きょう昼過ぎ郡山市で車2台が衝突する事故があり、女性1人が軽いケガをしました。事故があったのは郡山市川向(かわむかい)の市道の交差点で、きょう午後12時40分頃乗用車と軽自動車が衝突し、軽自動車が横転しました。消防によりますとこの事故で軽自動車を運転していた44歳の女性が頭や顔面を打つなどして市内の病院に運ばれましたがケガは軽いということです。現場は信号機の無い見通しの良い交差点で警察で事故の詳しい原因を調べています。
二本松市の幼稚園で「もちつき」(12月17日)
二本松市の幼稚園でひと足早く「もちつき」が行われ園児たちの元気なかけ声が響きました。二本松市の「まゆみ幼稚園」で行われた「もちつき」は40年以上続いている年末の恒例行事となっています。きょうは園児に加え、お手伝いの保護者など合わせておよそ140人が参加しました。まずは、蒸した「もち米」を子どもたちのかけ声にあわせ大人がついて行きます。このあと小さい手に「千本きね」を握りしめた園児たちが一生懸命におもちをついて、仕上げていきます。みんなでついたおもちはこのあとお雑煮に。園児たちは口いっぱいにほおばってつきたてのおもちを味わいました。
正月の縁起もの風車作り(12月17日)
会津若松市の民芸店ではいま、正月の初市(はついち)で売られる縁起物(えんぎもの)の「風車(かざぐるま)」づくりが行われています。「風車(かざぐるま)」を作っているのは会津若松市にある山田民芸工房(やまだみんげいこうぼう)です。「風車(かざぐるま)」は会津の民芸品の中でも最も古くから作られていた縁起物で作業は長さ50センチほどに細く裂いた4本の「竹」で風車の骨組みを編んだあと「赤」や「青」などの色紙(いろがみ)を1枚1枚のり付けしていきます。会津の風車(かざぐるま)は大豆(だいず)で留めた羽がくるくると回ることから「まめで達者でよく回るように」との願いが込められています。風車(かざぐるま)は会津若松市で年明けに開かれる「十日市(とおかいち)」などで販売されます。
中学校のガラス割る 中学生など家裁送致(12月17日)
ことし10月、福島市の中学校で校舎のガラスが何者かに割られた事件で、福島地方検察庁はきょう、器物損壊の非行事実で中学生など少年5人の書類を家庭裁判所に送りました。この事件はことし10月、福島市内の中学校で校舎や体育館などのガラス合わせて17枚が何者かに割られたものです。福島地検では、14歳から15歳までの中学生4人と16歳の無職の少年1人の合わせて5人が事件に関わった疑いが強いと見て、きょう午後に器物損壊などの非行事実で福島家庭裁判所に書類を送りました。福島市内では8月にも別の中学校の校舎のガラスが割られる被害があり、捜査関係者によりますと5人は「真似をした」などと話しているということです。