2009年12月17日 18時06分33秒

「悪夢」の研究活動カンパニー

テーマ:ブログ
さて、先日の「規則をちゃんと周知しない会社 」に続き、今日は会社の「夢の研究課題」についてお話しいたします。

私が在籍する(していた?)ネットドリーマーズのHP を見ると、いきなり「夢の研究活動カンパニー」なんてキャッチフレーズのフラッシュが出てきます。

正直、うざい(くどい)フラッシュですね(笑)。まあそんなことはどうでもいいのですが、この「夢の研究活動」というのが激しく曲者です。私もこの会社に入る前に、「夢の研究活動」とはなんぞや?と思っていましたが、入社面談の途中で「この会社では『自由に自分のやりたいこと』を実現できるんですよ」と役員やら社長に言われ、おおっ!そりゃおもしろい!と思って入社しました。

そして、入社1ヶ月が過ぎた11月末、初めてこの研究課題シートを書く事となりましたが、正直、どんなことを書いていいのか分かりませんでした。一応、会社側から、この研究シート記入のマニュアルが用意されており、それを見る限りだと「本当に自分がやりたい「夢」を書いてください」と記載してあり、それならばサッカーバカな私は、サッカー系新事業でこんなことをやりたい!と書いてみようかと考えましたが、上司との1次面談時に「今の業務に関する内容の目標に変更してください」と告げられました。

おい、それって全然「夢の研究」ではないじゃない?と思うナポレオン。いっそのこと「JARO(日本広告審査機構)」に文句いったろか?とも思いましたが、直属の先輩であるデラヒーバさんからも、「これってそういものなんだよ」と告げられ、さらに「達成できそうな目標でもダメなんだよ」とも教わりました。

結局、この課題シートの目標がボーナス査定に繋がるそうで、社員それぞれに「満額支給」したくない会社にとって、この課題シートはなんとも都合のよいツールだったのです。無理難題な目標を立てさせれば、ミッションが「未達」で終わる可能性が大である。そうなれば、ボーナス査定で大きなマイナスとなってくる。確かにどの企業でも、ボーナス査定があるのは理解しております。働いて成果のあげた社員が高い賞与を貰うのは当然であり、失敗や成果が挙げられなかった社員が下げられることは、今の社会構造上当たり前でもあります。その流れは理解できますが、それでもネットドリーマーズで導入されている、「夢の研究活動」というものに対しては激しく違和感を感じるのです。

また、「夢の研究活動」なんてカッコイイ理想を掲げておりますが、この会社の仕事の流れは、いつも上司から部下へ「垂れ流し」状態なのです。部下にまともな説明もせず、仕事を部下に丸投げ。そして失敗や時間のロスが出れば全部部下の責任。上司はロクに責任を負わない。そしてこの「無責任さ」はボーナス査定にも色濃く出てくるのです。当然、「夢の研究活動」に対する評価決定でも、上司は特に「未達」を責められることはないが、部下の未達に対しては激しく突っ込んでくるのである。

評価決定時にSユニット長と並んで参加した、S副ユニット長。私たちのユニットの副ユニット長でありながら、「パワハラ上司」として知られる彼は、グラビアサイト運営者でもある。私たちが運営するサッカーサイトは、ユニット売上で大きなウエイトを占めているが、彼が担当するグラビアサイトは、開設から1年以上を過ぎた今でも、赤字運営から脱却できないままなのである。

人に目標未達と文句を言うくせに、自分のところの売上げは「論外」なのである。グラビアサイトの売上実績や会員数予想が、当初の設定とは大幅に乖離しているにも関わらず、他人のサイトには厳しい判定を下し、自分のところは軽くスルー。だが、もっとやっかいなのが、ユニット長のS氏である。彼には長期的ビジョンがなく、その場しのぎの数字に惑わされて誤った決定をしてしまうことが多々ある。私もデラヒーバ氏も、これまでに何度もSユニット長の誤った決断に泣かされ続けてきているのです。そして当然のごとく、彼の誤った判断から生まれた目標乖離なども、私たち「だけ」の責任になっているのです。

結局、この会社で謳っている「夢の研究課題」とは、よその会社で言う「ノルマ」でしかないのです。それも限りなく社員に「重荷」となるノルマ…。無責任で部下を思いやる姿勢のかけらもない会社に、「夢」なんてあるのでしょうか? あるのは「悪夢」だけだし、「夢の研究活動カンパニー」というキャッチフレーズが聞いて呆れますよね。

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