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地デジとタクシー無線の混信障害相次ぐ 近畿通信局、各地で対策計画 (1/2ページ)
タクシー無線がテレビ電波と混信し、地上デジタル放送(地デジ)の視聴に障害が起こる事例が京都市や和歌山市、兵庫県など近畿各地で相次いでいることがわかった。国がデジタル化による電波の有効利用を推進してきた“副作用”ともいえ、総務省近畿総合通信局は、混信を解消するため、地デジの受信設備の改善など、各地で対策に乗り出す。
現在、アナログ方式でも流されているテレビ電波は平成23年7月に地上デジタル方式に完全移行する。近畿総合通信局によると、近畿2府4県の地デジ普及率は9月現在で70.4%。一方、タクシー無線も15年からデジタルの免許が交付され始めた。近畿で無線を積んだタクシーは約5万9千台あるが、デジタル化の割合は3月末で15%に達している。
デジタル化に伴い、地デジとタクシー無線とが混信し、テレビ画面が波打ったり、ノイズの線が入ったりして視聴に支障をきたす地域が出ており、昨秋ごろから全国的に被害の情報が総務省や各地の通信局に寄せられているという。
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