[Pen] Sheaffer PFMの秘密に迫る(その2)
師匠のプッシュが強烈なので、繰越公開します。(^_^)
そうです。成功しました。PFMの非破壊検査。(^_^)
まず、レントゲン写真を撮影してみます。
特にシュノーケルの先端にあるスリットに注目です。これまでも、PFMのインクフローの良さが議論されてきましたが、このスリットがインクの供給源であろうという予測はしていましたが・・・
←スリットの位置に視線集中です。(^_^)
スリットがニブの基部に接近しているところがミソです。
しかし、これだけでは不十分。そこで新技術導入です (^_^)。
合成してみます。これは初の試みです。
位置関係が明確になってきました。
インクの供給源が先端近くにあり、そこからペン芯ユニットのフィンにインクを蓄積する構造が読み取れます。インクフローが良い、という秘密がここいらにあるのではないか、という確証に近い想像ができます。
しかも、通常、ペン先の片側だけにある「フィン」が、PFMのペン芯ユニットでは全周360度あり、首軸内部全体が「インクのリザーブタンク」になっている、という解釈ができます。PFMのインクフローが素晴らしい、という秘密はここいらへんにあると思われます。
スーパーインポーズ。この手法が、これから僕らの武器になるという予感がしています。
いかがでしょうか。
Posted by stand_talker at 06:00
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http://blog.livedoor.jp/stand_talker/まったく新しい手法で、レントゲンと実像の合体写真ずごいぞ!
今回のペントレでの大本命だったペン。
ずっと欲しい欲しいと思っていた憧れの君です(w
1959年に発売されたシェーファーの名作PFMです。
PFMは「Pen for Men」の略でレギュラーモデルで5種類あり、そのほかに6〜8の番号が与えられたスペシャルモデルがあったとされて...
すばらしい! これでわかった。
実物を見ていない人には理解できないかもしれない。ほとんどペン先を上に向けている状態で保管しているのに、ペン先にインクが供給されるのか?
それは管の中に樹脂の棒がはいっておりその棒の中を毛細管現象でインクが上ってきて切れ目から首軸内のフィンへインクを供給するわけじゃ。
いやぁ、レントゲンと実像の合体手法は面白い!
いやー、やっている自分が一番楽しい。(^_^)
インクの動きはバリウムを、なんているアイデアも頂いていますが、やってみようかな、と思っています。(^_^) 造影剤って、ドロドロの白濁液のイメージ強いですが、サラサラの透明の液体もあるのどす。それなら吸入できるし、毛細管現象も速度も拡散範囲も測定できるはずです。
最近は液体のフローを測定するワザも・・・フフフ。
ハッ! 師匠に乗せられてネタばらし、、、しちゃった。(^_^)
これはすごい!! 合成映像 えいぞう!! あ え こほん 駄洒落ではなくほんますごい!!
こんばんは。
結構綺麗に写るものですね・・・感心しとります。
合成写真なんかメーカーのパンフのようで説得力がありますね。
なるほど、普通のものならペン芯の長いインク溝を通ってニブに供給されますがPFMではニブの真下にインクの供給源があるわけで・・・泉の如くインクが湧き出ているようですね。これは新発見です。パイロットの古い万年筆でもペン芯の中に管状の物が有って同じ働きをしている物も有るようです・・・二重ペン芯とか云う物でインクの吸入はニブの根元までインク壷へ入れなくてもOKな物です。
298さん
次なるアイデアありましたら、どんどんコメントくだされ。(駄洒落も (^_^)
らすとるむ さん
つけペンですね? 毛細管で保持量を増そうというワケですね。おもしろい! 理にかなっています。普通の物理現象を見方を変えて応用する、それこそ「発明」であり「設計」ですね!
(インクの)吸入→貯蔵→供給 というプロセスをもっと深く理解したいです。お二方、ご指導よろしくお願いしたいどす。
ちょっと万年筆と違うサイトですが異なる種類の写真の見せ方で参考になるかもという写真を見つけましたのでリンクご紹介します。 でも・・stand talkerさんの合成写真のほうが万年筆の場合見やすいですね。 (笑)
おぉ!さすが名探偵 (^_^) 調査にぬかりがござらぬな。(^_^)
ロールオーバですか・・・アイデアですね。(^_^) flashもマスターしたいなぁ。