岩手のニュース

岩手・建設業界、小沢事務所の力頼る 裏に「あうんの呼吸」

 大久保隆規被告の公判を前に岩手県内のある建設会社の幹部は、取材に応じ「小沢(一郎民主党幹事長)事務所とつながっていることが仕事につながる」と語った。

 この幹部の会社は「天の声」の舞台の一つとされた胆沢ダム下請け工事を受注した。幹部は「4年ほど前までの話だが、事務所で秘書に工事内容を伝え、持参した菓子折りと現金20万円の入った封筒を机に置いた。秘書は封筒の中身を確認してから受け取った。領収書は出なかった」と振り返る。

 「小沢事務所の影響力に頼るのは元請けも同じ」と話すのは、小沢氏の選挙を長年手伝い、事務所の内情に詳しい県南部の建設業者。「西松建設は小沢事務所とのつながりに活路を求めた業者だ」と指摘する。

 この業者によると、肝心の受注業者の選定は小沢事務所が表向きかかわることはない。業界側が事務所の意向を踏まえながら選ぶ。「小沢事務所を立てながら、業界の秩序を守る。小沢事務所と業界のあうんの呼吸は今も生きている」と裏事情を説いた。


2009年12月19日土曜日

ロード中 関連記事を取得中...
Ads by Google

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS
  • 47CULB