韓国軍:K21装甲車、渡河中に浸水

 韓国の技術で開発され、韓国軍の「名品」装備の一つといわれるK21歩兵戦闘装甲車が、渡河演習を行っていたところ、浸水によりエンジンが停止し、将兵が緊急脱出するという事故が発生した。18日に防衛事業庁と陸軍が明らかにしたところによると、今月9日午後、京畿道南漢江一帯で、陸軍第20師団に最近配備されたK21装甲車8台のうち3台を用い、渡河の試験運用を行ったところ、装甲車1台が川に沈んだという。

 この装甲車は、川底の穴に左の履帯がはまって車体が傾き、その際に吸気吸入口から水が流れ込んでエンジンが停止したものと思われる。事故当時、装甲車に乗っていた操縦士ら将兵3人は緊急脱出し、この装甲車は別の装甲車によって牽引されたという。

 軍関係者は、「装甲車の操縦士の運転が未熟だったことや、装甲車の一部に欠陥があった可能性など、事故の原因を多角的に分析している」と語った。

張一鉉(チャン・イルヒョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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