2009年 12月 18日
さぬき市 大山市長出馬表明
任期満了に伴う来年4月のさぬき市長選挙に現職の大山茂樹市長が出馬する意向を表明しました。大山市長は、市議会本会議で来年4月に行われる市長選に出馬する意向を明らかにしました。大山市長は京都大学卒業後香川県庁に入り、農林水産部長などを経て2006年5月、無投票で初当選しました。任期満了に伴うさぬき市長選は来年4月18日告示25日に投票が行われ即日開票されますが、選挙への出馬を表明したのは大山市長が初めてです。

インフルエンザワクチン優先接種を前倒し
新型インフルエンザのワクチン接種が前倒しされ、岡山県では中学生と高校生、香川県では、小学校高学年と赤ちゃんの保護者などの優先接種が来週から始まることになりました。岡山県には18日、国から8万回分余りのワクチンが出荷され、今月28日にも7万回分余りが出荷される予定です。こうした供給状況を踏まえて、来月前半の予定だった中学生と、来月後半の予定だった高校生の優先接種を今月26日からに前倒しします。また、浪人生など特段の必要がある人に優先接種できるよう国に働きかけると言うことです。一方、香川県では、小学校4年生から6年生と、1歳未満の赤ちゃんの保護者などの優先接種が、今月25日からに前倒しされます。

裁判員裁判で懲役5年3カ月の判決
殺人未遂事件を審理していた岡山で3例目の裁判員裁判で岡山地方裁判所は争点となっていた被告の女の殺意を認め、懲役8年の求刑に対し、懲役5年3カ月の判決を言い渡しました。判決を受けたのは今年5月、倉敷市の自宅で離婚話のもつれから夫のわき腹などを文化包丁で刺したとして殺人未遂などの罪に問われた高本留美子被告です。裁判では殺意があったかどうかが争点になっていて検察側が懲役8年を求刑、弁護側が懲役2年執行猶予3年の猶予刑を求めていました。判決公判で岡山地裁の磯貝祐一裁判長は、「わき腹などを刺したのは危険な行為で殺意があったと認定できる」として懲役5年3カ月の判決を言い渡しました。判決を受け弁護側は、「判決は残念。一般の常識で判断するとこうなるのかもしれない」と話しました。また裁判員を務めた岡山市の50歳代の男性会社員は「殺意の有無が量刑に影響すると考えると判断が難しかった」と感想を語りました。

石井知事に中国駐日大使が表敬
地方視察を行なっている中国の駐日大使が岡山県の石井知事を表敬訪問しました。県庁を訪れたのは、中国の崔天凱駐日大使など4人です。始めに石井知事が「県や各市町村では中国各地との友好交流を続けています。今後も経済や教育面で関係を深めて行きたい」と挨拶しました。これに対し崔大使は、「岡山との貿易も順調で、今後も関係を進めて行きたい」と期待の言葉を述べました。岡山県は中国との国交回復に尽力した岡崎嘉平太の出身地だということもあり中国との関係は深く、現在も海外に進出している県内企業の約6割が中国に工場などを構えています。

冬の茶菓子、巻き柿づくり始まる
津山市の加茂地域では、冬の茶菓子「巻き柿」づくりが始まりました。津山市加茂町公郷の農業黒田千枝子さんは、毎年この時期、親戚への贈答用などに巻き柿を作っています。「巻き柿」は、干した柿でユズを包んだ茶菓子で、加茂地域では、昔から西条柿とユズの栽培が盛んなことから作られるようになりました。作業は天日に干した柿を包丁で開き並べた上にユズを置いて巻いていきます。そして、日持ちを良くするため藁で包み完成です。干した柿の糖分とユズの酸味が絶品というこの「巻き柿」、加茂地域では年内いっぱい作られ、地元の菓子店などで販売されています。