玄関先のプラスチック箱に女性の遺体

　１８日午後６時ごろ、東京都瑞穂町、アパート「コーポ石塚」の住人の女性（３３）から連絡を受けた知人女性が「人が死んでいるようだ」と警視庁福生署に届けた。駆け付けた署員が１階の部屋でプラスチック製の箱に入った女性の遺体を発見した。

　遺体はこの部屋に住み、連絡が取れなくなっている別の女性（３８）とみられ、捜査１課と福生署は、身元確認を急ぐとともに死体遺棄事件とみて捜査。１９日、遺体を司法解剖し、死因を調べる。

　捜査１課によると、検視の結果、遺体は身長約１５０センチで、着衣はなく、目立った外傷もなかった。家庭用品の収納に使われるプラスチック製のケース（幅約８０センチ、奥行き約５０センチ、高さ約６０センチ）に、ひざを曲げたあおむけの状態で入れられ、セメントをかけられていた。

　最初に連絡した女性は「１８日午後３時ごろ、玄関先にあったケースを開けたら遺体があった」と話しており、捜査１課は発見の経緯など詳しい事情を聴いている。

　現場は瑞穂町役場から南東へ約１・５キロの青梅街道近く。（共同）

　［2009年12月19日8時17分］