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天井落下対策済みはわずか18% 体育館や劇場を全国調査
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体育館や劇場など500平方メートル以上の大規模空間がある施設の「つり天井」で今年9月現在、4811棟が国の技術指針と比較して問題があり、このうち落下を防ぐ対策が済んでいたのは886棟と18・4%にとどまったことが18日、国土交通省の集計で分かった。
落下防止対策が済んでいなかった施設の内訳は、対策を予定していたのが558棟、自治体が対策を指導中だったのが3088棟、指導予定が279棟。国交省は対策の遅れについて、工事が大規模になるため経済的な負担が大きいことなどが理由とみている。
また繁華街にある施設で窓ガラスなどが落下する危険性も調査。全国の1195棟の窓ガラス、1267棟の外壁材、1699棟の看板に問題があり、改修済みは窓ガラスが62・2%、外壁材が46・3%、看板が41・8%だった。
(共同通信社)
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