2009年12月18日 19時36分更新
財政状況が厳しい岡山県では収入を確保するさまざまな方法を探る中で県の施設の駐車場の有料化を打ち出していてその具体的な案が明らかになりました。
岡山県は厳しい財政状況の中平成24年度までに収支不足を解消することを目標に県の施設の駐車場の有料化や県税の徴収率の向上などであわせて50億円を工面したいとしています。
このうち県の施設の駐車場を有料化することについて県の担当者は自民党県議団の総会の中で具体的な料金案を示しました。
それによりますと県立図書館、県総合グラウンド、岡山空港の第1駐車場、県庁の4つの施設については原則、初めの1時間は無料にしたうえでそれ以降は1時間あたり100円を徴収するほか、後楽園の駐車場については原則、はじめから1時間100円にするとしています。
また県の施設の後楽園の入園料については大人1人を今の350円から400円に県立美術館は一般の観覧料300円を350円にそれぞれ値上げされる内容となっています。
このほか、県が所有する施設のテニスコートや会議室などの使用料金も値上げされることになっています。
県によりますと今回の料金案については他の県の状況や民間業者の相場を参考にして決めているということです。
この料金案は、修正が加えられた上で来年2月の定例県議会などで審議されることになっています。