2009年12月18日 19時36分更新
国の重要文化財に指定されている岡山県高梁市の備中松山城で、新しい年を迎えるために天守閣のすす払いが行われました。
備中松山城は標高430メートルの山のいただきにあり、天守閣がある城の中では全国で最も高い場所にある山城で国の重要文化財に指定されています。
すす払いは新しい年を迎える前に城の屋根の点検を兼ねて毎年行われていて18日は4人の作業員が転落防止のロープを付けて高さおよそ10メートルの天守閣の屋根に上がりました。
作業員たちは屋根の上にたまった落ち葉や軒下のクモの巣を取り除いたり、瓦に傷みがないかなどを点検しながら作業を進めていました。
このところの女性を中心とした歴史ブームなどを受けて備中松山城にはことしは先月までに去年より5千人多い3万5千人あまりの観光客が訪れています。
新年を迎える準備が整った備中松山城の公開は年内は今月28日までで年明けは来月4日から公開されます。