2009年12月18日 19時36分更新
東京の病院で脳死と判定された男性から肺の提供を受けて重い肺の病気の男性患者に移植する手術が17日夜から18日未明にかけて岡山市北区の岡山大学病院で行われ、手術は無事終わりました。
岡山大学病院で移植手術を受けたのは香川県の30代の男性で、重い肺炎と診断され、治療を受けていましたが、呼吸不全が悪化したことから、肺の移植が行われることになりました。
移植された肺は17日東京の病院で脳死と判定された50代の男性から提供されたもので、岡山大学病院に運ばれたあと、17日夜遅くから18日未明にかけて移植手術が行われました。
岡山大学病院によりますと、手術はおよそ4時間で終わり、男性患者の容態は安定しているということです。
社団法人日本臓器移植ネットワークによりますと、法律に基づく脳死からの臓器提供は全国で83例目で、岡山大学病院での脳死肺移植は今回で16例目となりました。