前世界王者・粟生、判定勝ちで再起戦飾る
9回、ビロリアの顔面へ右を放つ栗生=神戸ワールド記念ホール
「Sフェザー級10回戦」(18日、神戸ワールド記念ホール)
今年7月の初防衛戦で王座陥落した前WBC世界フェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)が再起戦を行い、元世界ランカーのフェイデル・ビロリア(コロンビア)に判定勝ちした。
現在、WBCではSフェザー級3位にランクされる粟生は立ち上がりから得意の左カウンターで主導権を握るが、2度の世界挑戦経験のあるビロリアに決定打を打ち込むことができず、試合は判定に持ち込まれた。両者、ダウンシーンはなし。ジャッジは97-93、98-93、100-90で全員が粟生の勝利を支持した。
2階級制覇に向けて歩み始めた粟生の通算戦績は21戦18勝(8KO)2敗1分け。
(2009年12月18日)
関連写真
写真をクリックすると拡大されます