日米同盟解消への道
鳩山首相を始めとする与党3党の合議の結果、普天間基地の移設先決定は先送りされた。
民主党の来年5月までに結論を出すという案は社民党の福島大臣の反対で取り下げられた。
民主党は秘かにアメリカに来年の参院選が終るまで待ってくれと頼んだらしいが、取りあってくれなかったらしい。
普天間基地移設問題の意思決定が先送りされた前後から、テレビメディアに鳩山首相を支持する発言が多く見られるようになった。
TBS「朝ズバッ!」(2009/12/16)
みのもんた
「戦争終って64~5年経つでしょ。無条件降伏して、当時の進駐軍がそのまま基地を持って日本の国内に。日本って主権国家でしょ。独立している国ですよ。統治国家でもなんでもない。そういう国に昔の進駐軍がそのまま基地を持ち続けているって何となくおかしいなと思い始めると、徹底的におかしいと思っちゃう」
ノンポリのお調子者みのもんたが日米安保を根底から否定する左翼学生のような発言をしたのには驚いた。
およそみのらしくない。ディレクターの筋書きなのか。
ここ数日、この種の発言をよく耳にするようになった。
みのもんた
「日本の防衛ってどこからの防衛?」
コメンテーターたちはニヤニヤ笑って頷くだけ。
ワシントン支局の特派員との中継でも・・・
みの
「アメリカが日本をベースに極東で基地を置きたいというのは、何に対する脅威を感じているのですか?」
特派員
「第一に北朝鮮。(第二に)表立って言わないが、中国と台湾、この辺を見て、沖縄が双方に対して非常に機動的に動けるというのがアメリカ側の説明です」
愚問賢答である。
日中友好が大切だ、日本の経済は中国なしには生きて行けない、中国や北朝鮮に対する警戒心はおかしいというメディアの発言が多くなった。
戦後60有予年、もう時代は変ったという論法である。
フジテレビ「とくダネ!」(2009/12/15)
竹田圭吾(Newsweek日本版」編集長)
「日米同盟に多少影響を及ぼしても、沖縄の事を考えると、今はこれ(県外移設)を言うべきだと思う。このタイミングしかない。ネガティブな結果になるかもしれないけども、それはそれで、民主党に政権交代した意味がある」
小倉智昭
「そうですよね。長年に亘って沖縄の人たちが苦しんで来た事を、どこかで決着つけようと思った今がいいチャンスですよね、田崎さん」
田崎史郎(時事通信解説委員長)
「今が一番いいチャンスですが、普天間がそのまま残るという現実があります」
小倉
「その辺は政府に任せるしかない」
政府に任せるしかないなら、あれこれ責任なコメントしなさんな。
「日本の米軍基地の7割以上が沖縄にあるが、沖縄である必要はまったく無い」「沖縄に苦しみを押し付けてきた」・・・と、もう聞き飽きた。
普天間基地の危険性を訴えて移設を申し出たのは日本側なのに、そして辺野古のキャンプシュワブ沖の受け入れを地元民は了承したのに、連立政権が結果として振り出しに戻してしまった。
鳩山首相の言う「対等な日米関係」を実現させるためには、アメリカの核の傘から出て、自主防衛、核武装への道を歩むべきである。
しかし、鳩山首相はそうは言わない。
日本を第二の台湾、そして次は第二のチベットにしたいからである。
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by oraoyaji
まさに正論