HGST Deskstar 7K160・・Century CTC35FU2・・RATOC FR8-IFK1
HGST Deskstar 180GXP / 7K250・・oxfw 911 Chip Firmware Update
2004-11-08・初出・・・2005-06-04・更新・・・Homeにもどる
●Firmwareの種類と注意点・ ●Firmware Updateの実施・ |
●まとめ・ ●関連ページリンク、作動確認ディスク・New |
3.5inch HD用FireWire接続ケース[MacPower Peripherals IceCube]に[IBM Deskstar 180GXP IC35L120AVV207-0]を組合せることに始まった[Oxford Semiconductor 911 Chip]採用のHDケースと最近のハードディスクドライブの相性問題ですが、予想通りFirmware Updateで解決を見ました。 備忘録もかねて、Update手順をまとめておきます。 Update作業は、データ保護に細心の注意を払い、個人の責任をもって実施してください。 Firmwareの入手先・Firmware bridgeboard update instructions by FireWire Depot
Firmwareの種類と注意点現在、確認出来ているFirmwareは7種類です。このうち [Firmware Rev.3.1]以前は、Mac OS X 10.3.6との相性問題が有るようです。最低でも[Firmware Rev.3.5] にUpdateする事をお薦めします。 ただし、YanoのMH60FAでFirmware v3.3を採用した物は、カスタムFirmwareの可能性があります。 FirmwareをUpdate後、認識不能に陥った例がありました。トラブルを避けるためにもYano製品のUpdateは、メーカーに確認をとってから行う事をお薦めします。 Firmware Updateの実施1) ツール類の解凍ダウンロードした[922_updater_Mac.sit]を解凍します。 Updateに利用するのは[uploadergui.jar]と[dataフォルダ]です。手元に有るUploaderには、Mac OS X 10.3用のv1.62とMac OS X 10.2用のv1.52/v1.40の物が有りました。今回はv1.62を利用しています。 Updateに際しての注意 Firmware Updateは、非常にリスクの高い作業です。可能ならばハードディスクをケースから外し、不可能な場合は、十分なバックアップが必要です。ケースの電源もバスパワーを避け、独立した電源を用意してください。 下スクリーンショット左がv1.62、右がv1.40/1.52です。通常の作業では[Upload/Upgrade Firmware]ボタン以外利用しません。危険なボタンも有ります、注意してください。 2) Uploaderの起動・Firmwareバージョンの確認[uploadergui.jar]をダブルクリックすると、上のUploaderウインドウが表示されます。HDケースが接続、起動されていれば、[Current Bus Status]に接続の状態、[Current Selected Device]に接続された装置の情報が表示されます。 3) Firmware Updateまず [Upload/Upgrade Firmware] ボタンを選択します。 Firmwareを選択するための [Select Firmware File]ウインドウ(左スクリーンショット)が表示されるので、解凍したファイル群内の"dataフォルダ>FW911フォルダ>(Firmware).bin"をブラウズします。(ファイル名はユニークです。入手先によっては、別の名前がついている場合もあります。スクリーンショットでは、 Firmware v3.8を選択。) 最後に、右下の[開く]ボタンを選択するとFirmware Updateが開始されます。 注意!Update終了時に強制アンマウントされる事が有ります。不正な取り出しが行われるので、ディスクのアクセス状況によってはデータが破損する可能性が有ります。FirmwareをUpdateするHDケース内のデータに、アクセスが発生しないよう注意が必要です。
4) Update前後の比較Disk UtilityでUpdate前(左)と後(右)を見た物です。 [Deskstar 7K250 HDS722512VLAT20] が正常な容量で認識されるようになりました。 まとめ[Oxford Semiconductor 911 Chip]採用のHDケースと最近のハードディスクドライブの相性問題は、[IBM Deskstar 180GXP]と次期バージョン[Deskstar 7K250]で経験しました。 ATA/IDE=FireWire400変換チップには、[Oxford Semiconductor 911 Chip]以外にも、[Initio inic-1430B]・[Texas InstrumentsのTI StorageLynx TSB42AA9/A]などが有ります。 尚、Update作業中に、細心の注意にも関わらずデータが破損・アクセス不能等になった場合、 ●関連ページリンク、作動確認ディスク●Oxford Semiconductor [Product information]・Oxford Semiconductor
●INITIO SUPPORT TOP・INITIO SUPPORT
●Firmware bridgeboard update instructions by FireWire Depot・Firmwareの入手先 ●IEEE1394(FireWire)の部屋・Challe-Moni さんがFireWireについてまとめています。 ●IBM Deskstar 180GXP IC35L120AVV207 & 7K250 HDS722512VLAT20導入記
2005-06-04現在、手元の[MacPower Peripherals IceCube]で作動確認しているハードディスクは次の6種類です。 oxfw911 チップを採用したHDケースにHGSTビッグドライブを対応させるためには、[Firmware v3.7 (2003-01-27)]以降へのアップデート以外にoxfw911 チップが乗った変換回路をビックドライブ対応設計にする必要があります。Maxtor製の一部のビッグドライブとは[Firmware v3.1]以降で回路設計の変更なしに対応させていますが、Maxtor側の特殊な設計によるものです。
Maxtor (4K040H2)注釈 参考として、[メルコ DIU-GT80GH]に搭載しているハードディスクは次の物です。 [Maxtor Diamond Max D540X-4D080H2]・2001-10-18購入 [WESTERN DIGITAL WD800AB]・2003-05-06 交換 [IBM Deskstar 180GXP IC35L120AVV207-0]・2003-10-31購入・2005-06-04交換 |
・ここから買い物をしてもらえると、やる気が増します m(_ _)m
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