民主・石川氏、無償の事務所費を収支報告に計上 受領証も添付?
12月1日21時47分配信 産経新聞
民主党の石川知裕衆院議員(36)=北海道11区=が平成20年、札幌市の不動産会社から事務所と車を無償提供されたのに、資金管理団体「勝山(しょうざん)会」の政治資金収支報告書に家賃と車のリース料計44万円を支払ったと記載した上、同社の受領証を添付していたことが1日、関係者の話で分かった。同社経営者は産経新聞の取材に「受領証を書いた覚えがない」と話しており、政治資金規正法違反(虚偽記載)や有印私文書偽造などにあたる可能性がある。
同社経営者は20年9月から今年7月まで石川氏の私設秘書を務めた男性で、東京地検特捜部は男性から参考人として事情聴取するとともに、これらの書類の任意提出を受けている。
関係者によると、石川氏は20年9月、同社所有の札幌市中央区のビル1階に事務所を開設。その際、石川氏側と同社は事務所の家賃を取らず、同社が購入したワンボックスカー1台も石川氏が無償で使えることにしたという。
ところが、勝山会の20年分の収支報告書には同社に対し、家賃として9〜12月に毎月5万円計20万円、車のリース料として10〜12月に毎月8万円の計24万円の支出が計上。同社名義の今年3月25日付の受領証も添付されていた。男性は20年10月に同社名義で石川氏側に300万円を貸し、翌11月から今年2月にかけて別の私設秘書の給与92万円も負担したが、これらの記載は収支報告書になかった。
男性は今年7月、私設秘書を辞め、家賃や車のリース料、秘書給与など石川氏側に支出した計1700万円の返済を受けた。石川事務所は「分かる者がいない」としている。
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同社経営者は20年9月から今年7月まで石川氏の私設秘書を務めた男性で、東京地検特捜部は男性から参考人として事情聴取するとともに、これらの書類の任意提出を受けている。
関係者によると、石川氏は20年9月、同社所有の札幌市中央区のビル1階に事務所を開設。その際、石川氏側と同社は事務所の家賃を取らず、同社が購入したワンボックスカー1台も石川氏が無償で使えることにしたという。
ところが、勝山会の20年分の収支報告書には同社に対し、家賃として9〜12月に毎月5万円計20万円、車のリース料として10〜12月に毎月8万円の計24万円の支出が計上。同社名義の今年3月25日付の受領証も添付されていた。男性は20年10月に同社名義で石川氏側に300万円を貸し、翌11月から今年2月にかけて別の私設秘書の給与92万円も負担したが、これらの記載は収支報告書になかった。
男性は今年7月、私設秘書を辞め、家賃や車のリース料、秘書給与など石川氏側に支出した計1700万円の返済を受けた。石川事務所は「分かる者がいない」としている。
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最終更新:12月1日21時47分