
佐賀県唐津市の市文化体育館文化ホールで、地元でロケが行われた懐かしい映画を上映する「唐津映画祭」が、12月21日に行われる。唐津城(通称:舞鶴城)の築城400年記念行事の一環として唐津市が主催するもので、昭和の唐津の情景を振り返ろうと企画した。
上映されるのは「にあんちゃん」(昭和24年公開)と「トラック野郎 男一匹桃次郎」(昭和52年公開)の2作品。「にあんちゃん」は、当時のベストセラー小説の映画化作品で、同市の旧大鶴炭鉱を舞台に、貧しいながらもたくましく生きる4人の兄弟の暮らしを描いた。監督は今村昌平で、出演は長門裕之、吉行和子ら。
「トラック野郎 男一匹桃次郎」は、菅原文太演じる星桃次郎と、愛川欣也演じる相棒の松下金造が各地で珍道中を繰り広げる「トラック野郎」シリーズの第6作。マドンナ役を夏目雅子が務めている。
当日は、「にあんちゃん」が午前10時30分と午後2時30分から、「トラック野郎 男一匹桃次郎」が正午と午後4時30分からと、それぞれ2回ずつ上映される。各回とも定員は400人。入場無料だが整理券が必要で、JR唐津駅などで配布している。
また、会場では、明治から昭和にかけての唐津の風景を映した写真パネル50枚を展示する。
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