2009年12月17日

「教養」とは恥ずかしさを知ること

「榎さん」でおなじみの榎本勝起氏の著書「魅力人生爽快学(大和出版)」の書き出しの言葉です。

 

<引用開始>

チャツネを知らずに「カレー」の味は出せないし、カレーについて語ることは恥ずかしいこと。話し方を知らずに限りなく話を進めていく恥ずかしさ。

<引用終了>

 

私は、クリスチャンになるまで、全くと言ってよいほどキリスト教を知りませんでした。もちろん、信仰は自由であり、キリスト教を知らなくても罪ではありません。

 

しかしながら、キリスト教の教えを絶対的行動基準として、日々生活しているクリスチャンと接する場合には、最低限のキリスト教の教えや、慣習などは知っておかなくてはなりません。なぜならば、クリスチャンを苦しめることになるからです。

 

このような話があります。

 

病気で入院しているクリスチャンがいました。お見舞いにやってきたクリスチャンではない義理の母親は、健康祈願の「お札」を病床に置いていったそうです。病気のクリスチャンはどうしていいのか分からず、とても苦しむ結果になりました。

 

多くの日本人は想像力に欠けています。自分勝手です。勝手に「お札を渡せば喜んでもらえる」と考え、「もしクリスチャンだったらどう思われるか」を想像できないのです。

 

以前にも書きましたが、ホスピタリティの反語は「無神経」「無関心」です。自分さえよければ相手の心や将来など「無関心」でよいのです。



 

読売新聞の門間記者も、2ちゃんねらーから得た情報が違っていたら、著者や出版社はどのような気持ちになるか、損失を与える結果にならないかなどを想像する能力が欠落しているのです。私の家族への影響も、「おかまいなし」なのです。「無神経」なのです。人として恥ずかしいとは思わないのでしょうか。

 

読売新聞の読者に伝えたいと思います。「教養」とは恥ずかしさを知ることです。江川事件も恥ずかしい展開でした。恥ずかしさを知らない読売新聞を読み続けるのは、映画「千と千尋の神隠し」のお父さん豚、お母さん豚への道を突き進んでいると言っても過言ではありません。「教養」など身につくわけがありません。

 

「何でもあり」を是とする読売思想は友愛思想の正反対の思想です。本能脳と感情脳が異常に発達させる読売思想は、人をアニマル化させます。一方、理性脳の働きを高める友愛思想は、人を紳士淑女にします。

 

「教養」など不要、欲望のままに生きると決心している人は別ですが、紳士淑女的な人生を送りたいと考える方は、読売新聞から離れるべきであると私はアドバイスいたします。


 
コマーシャル・メッセージ

チーム・ハートウォーミングは、人を紳士淑女にする「友愛ぎふと読本」をおすすめしています。