宇都宮放送局

2009年12月17日 9時57分更新

車両火災で3人死亡 心中か

16日朝、鹿沼市の墓地で、軽ワゴン車が焼けて3人が死亡しているのが見つかりました。
警察によりますと、この車の所有者の男性は今月、交通死亡事故を起こして逮捕された後、釈放されていてこの男性と家族の行方がわからなくなっていることなどから警察は男性らが心中を図った可能性があるとみて調べています。
16日午前7時20分ごろ、鹿沼市笹原田の墓地の駐車場で軽ワゴン車が焼けてそばに人が倒れているのを、近くを通りかかった人が見つけ警察が調べたところ、車のすぐそばで1人が、車の中で2人がいずれも死亡していました。
警察によりますと、この車を所有している鹿沼市の68歳の会社員の男性と61歳の妻、それに同居している37歳の長男の3人の行方がわからなくなっていて男性の自宅からは、親族にあてて「死んで償います」などと書かれたメモが見つかったということです。
警察によりますと、この男性は、今月12日に鹿沼市内で横断中の人を車ではねて死亡させたとして逮捕され、その後、逃走のおそれはないとして釈放されていたということです。
警察は死亡した3人の身元の確認を進めるとともに男性が妻や長男とともに心中をはかった可能性があるとみて調べています。