2009年12月17日 10時11分更新
来年5月から中国・上海で開かれる「上海万博」で、奈良県が遣唐使をテーマにしたミュージカルを上演することが決まり、16日、出演者らが記者会見を行いました。
奈良県庁で開かれた記者会見には、荒井知事とミュージカルに出演するOSK日本歌劇団のメンバーらが出席しました。
上海万博は、来年5月から10月にかけて、200以上の国や国際機関が参加して開かれるもので、国の内外から7000万人の来場が予想されています。
日本からは全国の自治体などが地域の歴史や文化をPRする催しを計画していて、奈良県は奈良と中国とのつながりをテーマに遣唐使阿倍仲麻呂の青春を描いたミュージカルを上演します。
ミュージカルは日本政府が出展する日本館のイベントステージで来年7月23日から7日間、1日3回上演されます。
斑鳩町出身で、阿倍仲麻呂役を演じる桜花昇ぼるさんは、「荒波を乗り越えて、世の中が平和になるよう尽力した仲麻呂を精いっぱい演じ、奈良県出身者として全力で奈良をPRしたい」と話していました。