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日米同盟「脆弱(ぜいじゃく)になっている」 普天間問題でローレス元国防副次官に聞く (2/2ページ)
このニュースのトピックス:民主党
日本が何の脅威もない安全保障環境にあったとしたら、鳩山政権の対応は理解できる。しかし、実際には厳しさを増している。もし鳩山政権がこのようなやり方で米国との安全保障関係を続けるのであれば、日本国民に対し、「われわれはアジアで新しい政治的な関係を構築しようとしている。中国や北朝鮮は日本の安全にとって脅威とはみなさない」と言うべきだ。
民主党の小沢一郎幹事長の訪中、天皇陛下と訪日した中国の習近平国家副主席との会見をめぐる動きをみていると、日本が中国と従属関係にあると行動で示しているかのように思える。自らアジアの中心から外れ、中国の優越性を認めているかのようだ。
「日本を防衛する必要はない」と思うなら、米国にも早く言ってほしい。われわれはアジアにおいてほかの選択肢を考えなくてはならないからだ。いま鳩山政権がしていることは、同盟が脆弱であるとのわれわれの判断を強めるものだ。
1人の優柔不断さが同盟関係に緊張を生むとしたら、これは非常に問題は大きい。このような状況が続くなら、(日米安全保障条約改定50周年となる)来年に何も祝うべきではない。
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