店主のペン語り

ステーショナリーに関して、日頃感じていることやお店であったことなど、万年筆の話題を中心に週1回(毎週金曜日)の更新でお伝えするコーナーです。
このコラムを読んで皆様がそのペンに興味を持たれて、使ってみたいと思っていただけたらとても嬉しく思います。

バックナンバー

2009.12.11 ラミーダイアログ3

2009.12.04 カンダミサコさんのペンシース

2009.11.27 木の良さに甘えない ~クローズドエンド楔 万年筆~

2009.11.20 リスシオダイアリーカバー完成2~ダブルの誘惑~

2009.11.13 オリジナルダイアリーカバー完成1 ~シングルタイプ~

2009.11.06 インクが表現する世界観~セーラー季節限定インク色織々冬~

2009.10.30 目盛りへの憧れ

2009.10.23 作家たちの傍らにあった小判型のペントレイ

2009.10.16 手帳に使う細字万年筆

2009.10.09 Pen and message. 2nd Anniversary キーホルダー完成

2009.10.02 吸入式であるということ セーラープロフィットレアロ

2009.09.25 イベント 楔の奏でる木の文具展を終えて

2009.09.18 工房楔 木工家という生き方

2009.09.11 夢の小箱 ル・ボナーデブペンケース

2009.09.04 リスシオ・ワン ダイアリー完成

2009.08.28 旅に持ち出したオプティマ

2009.08.21 手帳についての個人的な想い

2009.08.14 気持ちを伝える葉書

2009.08.07 旅の備え

2009.07.31 ヨーロッパ伝統工芸品の佇まい カランダッシュ エクリドール

2009.07.24 字幅の話

2009.07.17 バラ紙と綴じたメモとコラボメモカバー新作

2009.07.10 文具業界の最も華やかな日“ISOT”

2009.07.03 リスシオ1製品第1弾発売~理想の紙を作ってしまった印刷会社の社長の情熱~

2009.06.26 モンテグラッパエキストラ1930

2009.06.19 デュポン 「ディフィ」ボールペンリフィル

2009.06.12 結婚祝いの万年筆

2009.06.05 父に贈る万年筆

2009.05.29 ペン先調整考

2009.05.22 工房 楔(せつ)

2009.05.15 ファーバーカステル新作イントゥイションに見るトレンド

2009.05.08 インターネット色見本完成しました

2009.05.01 マーレン ~掘り下げる楽しさと万年筆の広がりのバランス~

2009.04.24 格の違いという魅力 M450

2009.04.17 ~ペンのアクセサリーという考え方~ ペンクリップ発売

2009.04.10 変わらないという戦略~ヤード・オ・レッド~

2009.04.04 さりげなくメモをとり、生かす ~コラボメモカバー~

2009.03.27 Conplotto-10(コンプロット-ディエーチ)

2009.03.20 好きなインク選び

2009.03.13 息子へ贈る万年筆

2009.03.06 神谷利男著 「My Favorite Fountain Pens」

2009.02.27 モンテグラッパ エンブレマ

2009.02.20 試筆用紙を作りました

2009.02.13 ラミー サファリの価値観

2009.02.06 ペリカン「ポーラーライト」と大人たちとの時間

2009.01.30 ル・ボナーのペンケース

2009.01.22 プラチナ ブライヤー

2009.01.15 アウロラ オプティマ

2009.01.08 硬派な道具 「シルバーン」

2008.12.25 手帳用の万年筆を選ぶ

2008.12.18 デルタ ドルチェビータ ピストンフィリング登場

2008.12.11 司法試験の万年筆

2008.12.05 ビスコンティ オペラ エレメンツ

2008.11.28 大和出版印刷製本ノート 第2弾

2008.11.20 シェーファー VLR

2008.11.13 柘製作所 キャンパスマイカルタ

2008.11.07 中屋万年筆 シガーモデル

2008.10.31 ペリカン M400

2008.10.23 パイロット カスタム 楓(かえで)

2008.10.17 ビスコンティ ヴァンゴッホシリーズ

2008.10.10 「モンテグラッパ ネロウーノ」


デュポン 「ディフィ」ボールペンリフィル

ファーバーカステルギロシェのボールペンをずっと愛用しています。
デザインがシンプルでありながら美しいと思っていますし、バランスもよく書きやすいところが気に入っています。
スプリングが内蔵されたクリップが使いやすく、最近では「分度器ドットコムオリジナルCUAエンベループ」のスペシャルポケットに入れて、すぐ使えるようにしています。
とても愛用しているギロシェボールペンですが、不満がないわけではありません。

三菱のジェットストリームの書き味を知ってから、ファーバーカステル純正の芯の書き味が重いことに気付き、筆圧をかけなくても気持ちよく書くことができるものを使いたいと思うようになりました。

パーカージェルリフィルというものが水性顔料インクで筆圧をかけずに書くことができ、ギロシェに入れることができますが、複写用紙を書くときにジェル芯ではインクが出過ぎることがあり、あまり適していない気がします。

やはり油性ボールペンの芯で滑らかなもの、そして海外ブランドのボールペンに切るなどの加工をせずに装着することのできるものが欲しいと思っていました。

以前、何かの用事で加藤製作所を訪れた時に、加藤さんがパーツメーカーからこんなものが送られてきたと言って見せてくれたボールペン芯がありました。
形は世界標準というべきパーカータイプですが、書き味がとても滑らかでした。
性質は水性でもゲルインクでもない油性なのにとても滑らかで気持ちよく書くことができます。
加藤さんはツルツル滑りすぎると言って、あまり興味がなさそうでしたが、私はすぐに採用するべきだと進言したことを覚えています。
それから数年経ち、その芯と再会しました。

デュポンの新シリーズデフィを書かせていただく機会があり、その書き味はすぐにピンときました。
中の芯を確認するとデュポンのロゴが入っていますが、加藤製作所で見た芯そのものでした。

ボールペンはその芯を良いものに交換するだけで、全く別物になったと感じられるほど変わります。
万年筆のインクの色を変えると何か新しいペンが増えたようで嬉しくなるものですが、ボールペンでも同じことが言えると思います。
日本にはジェットストリームなどのとても滑らかに書くことのできるボールペンがありますが、他社の芯との互換がありません。
多くのメーカーが採用しているパーカーサイズで滑らかに書くことができるものをきっと多くの人が望んでいることは、いくら万年筆を使う機会を多くしても、毎日の仕事生活の中でボールペンを使う機会が少なくないことからも想像がつきます

書き味を我慢してボールペンを使われている方のご不満を解消する、ひとつの答えがこのデュポンディフィボールペンリフィルだとお勧めします。

しかし、他社の芯を入れて使うことはメーカーは推奨しておらず、自己責任での使用になるということをご注意ください。

ディフィボールペンリフィル

デュポン 「ディフィ」ボールペンリフィル

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