このホームページにはいわゆる「改造ベイ」が多く掲載されています。また,簡単に改造できる方法もいくつか紹介しているページがあります。 |
私の住む新潟では,ベイの大会そのものがあまり多くなく,それほど大きなトラブルに会ったことはないのですが,他のベイブレード関係のホームページでは「改造ベイ」の横行が大きな問題として取り上げられています。 |
私もオークションを利用する者の1人ですし,改造用のパーツはほとんど自作できないため,オークションなどで購入することが多いのですが,もちろん公式ルールの適用を宣言している大会では使用しません。 |
私の場合「改造」というのは,より強く,より美しく,ということで考えています。ですから,このホームページで掲載している「改造ベイ」も,基本的には外見上「改造」がバレバレのものばかりです。 |
当然のことながら「改造ベイ」は公式大会で使用できるものではない訳で,それを承知の上で勝つために改造パーツを使用するのは,ベイブレードの精神的な部分をないがしろにする行為だと思います。
さらにこれを子供の親が積極的に行うのは,その子供の将来を考えた時,許されるものではないと思います。 |
あるホームページで見かけたのですが,ベアリング1つでも「脱脂」したものとそうでないものは,性能の差が大きく出るということです。違法なパーツを使用するのがダメならば,標準パーツの性能アップを図るこの「脱脂」という行為も,基本的にはなんら改造と変わりが無いと私は思います。 |
ここまで来ると,なにがOKでなにがNGなのか,非常に難しい問題になると思うのですが,要するに,みんなが楽しめるベイブレードであってほしいですし,みんなが納得する大会であってほしい訳です。 |
私の知る限り,公式大会に使用できないパーツで,使用される恐れがあるものは以下のようなものがあります。
- ウェイトディスクの重量アップを図るもの(ウェイトのくぼみに合わせたインナーウェイトや既存のウェイトによく似せた別物)
- スピンギアの重量アップを図るもの(これはスピンギアの中にメタルボールやナットとネジを組み込むことなどで,ごく簡単にできます)
- ベアリングベース・SGベアリングベースの精度アップを図るもの(軸を交換する,またはベアリングを交換・脱脂する)
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これらの改造は主にベイの重量アップを図ることを目的としていますが,公式ルールがマグネシステムの登場によって変更されたことにより,重量制限も以前よりアップしていますので,これらの改造を行っても,重量チェックでは引っかからないことが多いと思います。 |
これらの改造ベイで出場させないためには,大会時のベイブレードのチェックを厳しくして,必ず分解して確認するしかないと思います。 |
ただ,私の住む新潟では,大会ルールで「改造OK」と逆に宣言している大会も多く(ベイのチェックが難しいからという主催者側の理由が優先された結果だと思います),そういった大会ではやはりジャイロスーパーもダブルウェイトもよく見かけます。でもこれはこれでやむを得ないかな,というのが率直なところです。 |
長文になってしまいましたが,私は改造が好きです。ですが改造したもので公式大会に出ることは絶対ありません。ただ,だからといってこのホームページで「改造ベイ」の掲載を止めることもしません。なぜならなによりも美しいベイを掲載したいですし,諸刃の刃ですが,スタンダードな改造の手法を知ることによって,相手の改造を見抜くことにも繋がるのではないかと考えているからです。 |
でもね。繰り返すけど,要するにみんなでベイを楽しみましょうね。
3・2・1・ゴーシュー!!! |
| 2002.08.03 hind |