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格安タクシーいじめ?事故防止? 乗務距離“制限”へ新基準 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:民主党
初乗り運賃が安いタクシーほど、乗車距離が長くなる傾向が強いといい、新基準導入には格安タクシー業者が反発している。
ワンコインタクシー協会(大阪市城東区、16社)の馬場重弘副会長は「われわれは流し運行が主流なので非常に厳しい措置。夜間は長距離客が多く、500円タクシーの業者つぶしとしか思えない。安全確保や社員教育もできているのに(一律に走行距離制限を設けるのは)疑問だ」と話している。
格安タクシーをめぐっては、同運輸局は11月、初乗り500円の認可継続を申請していた個人タクシー8人に、「現状の収益では安全確保に必要な経費を工面できない」との理由で、値上げするよう通達を出した。現在、格安タクシーを営業する法人の認可を審査中だが、協議が長引いており結論は来年に持ち越されるとみられる。
安全対策としては妥当
安部誠治関西大教授(公益事業論)の話「規制緩和でタクシーの台数が増えて競争が激化し、補うために走行距離を稼ぐ傾向が強まっているのが業界の現状。安全対策としては妥当な策だ。ただ、タクシー運転手は厳しい環境に置かれており、新しい仕組みをつくることが求められている」
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