茨の道を歩み始めた鳩山首相
アメリカ政府に18日までに結論を出せと言われて、急遽、連立与党が三者会談し、決めたことは「当分態度を決めないで新しい候補地を探す。しかし辺野古基地の予算は確保する」という矛盾に満ちた情けない結論となった。
「最後は私が決める」と大見栄を切った鳩山首相。ずるずると3ヶ月も結論を先延ばしにして、最後は「決めないことに決めた」とは本当に決断できない史上最低の総理大臣だと言われても仕方あるまい。
鳩山首相は「今すぐ結論を出せば必ず壊れる」と指摘したというが、壊れるのは連立与党であって、日米関係ではない。日米関係は合意に従えばスムーズに行くのである。
野党は自民党が10何年も沖縄基地ほったらかしにしたと非難するが、何十億という私たちの税金を使って地元を説得し、補助をして来たことからようやく受け入れ態勢が整ったのである。
煮え切らない鳩山首相の態度に、地元は基地反対逆戻りした。
辺野古の自治体は基地を拒絶するなら今まで旧政府が投入した金を全額返すべきである。
民主党は臨時予算でも前政権の作業の全てをご破算にして収拾がつかない状態になっている。沖縄基地問題も然り。
前政権の仕掛り品をすべて御破算にするのではなく、現実的に取捨選択して事を運べばよいものを、全て頭から否定してかかるからこのような混乱を招いているのである。
民主党には政権担当能力がない事を90日経ってもまた気付かぬ民主党自身と国民は哀れというしかない。
産経ニュース(2009/12/16)
鳩山首相、普天間移設で「辺野古ではない地域」
対米交渉は難航必至
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by ponko
決めない事を決めた連立与党