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■映像資料(DVD)の貸出業務 |
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国立歴史民俗博物館が民俗研究の一環として制作した「民俗研究映像」の一部について、研究・教育機関、研究者に向けてDVDの貸出を行っています。 |
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貸出対象となる映像資料は下記リストのとおりです。
※貸出枚数は、1回あたり最大1シリーズまでとします。 |
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貸出は事前申請制です。利用料金は無料です。DVDの送料をご負担いただきます。
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下記窓口に電話・メール等でお問い合せ下さい。DVDの準備状況と申請手続(書類様式等)をご案内します。 |
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申請書に必要事項を記入し、郵送でお送り下さい。
申請書受理後、館内手続を行います。DVDの発送まで5日程度掛かる見込みです。 |
| (3) |
貸出期間は2週間です。期限になりましたら、速やかにご返却下さい。 |
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本館からのDVDの送付は宅配便(着払い)で行います。返送は宅配便や書留など配達記録が確認できる方法でお願いします。なお、費用は申請者のご負担です。 |
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貸出したDVDは本館返却後に状態チェックを行います。キズ等が発見された場合、補修費(実費)を請求する場合がございますので、予めご了承下さい。 |
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貸出したDVD上映による機器の故障等トラブルにつきまして、本館は一切補償できませんので、予めご了承下さい。 |
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本事業の対象とする映像資料の著作権は国立歴史民俗博物館に帰属します。貸出したDVDからの複製行為および貸出したDVDを使用した営業行為は一切禁止します。 |
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お問い合せ先 |
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●貸出対象 民俗研究映像リスト |
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シリーズ1 |
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制作年:1988-1989
制作担当者:上野和男・岩本通弥・橋本裕之 |
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カラー・日本語・100分 |
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滋賀県蒲生郡日野町中山で、毎年9月1日に行われる芋くらべ祭を中心に、中山の人々の生活を描いた映像民俗誌。芋くらべ祭は、中山が東谷と西谷に分かれて、それぞれがその年に収穫したもっとも長い里芋を選び、野神山の祭場で、その根元から葉先までの長さを競う祭。この作品は、双分制にもとづく祭として、研究者の注目を集めてきたこの祭の、初めての本格的映像民俗誌である。 |
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カラー・日本語・160分 |
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滋賀県蒲生郡日野町中山で、毎年9月1日に行われる芋くらべ祭のうち、野神山の祭場で行われる儀礼の完全収録版。芋くらべ祭は、中山が東谷と西谷に分かれて、それぞれがその年に収穫したもっとも長い里芋を選び、野神山の祭場で、その長さを競う祭。4台のカメラで撮影した映像を、実際の時間と同じ時間的経過で再現した芋くらべ祭の全体記録。 |
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カラー・日本語・20分 |
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滋賀県蒲生郡日野町中山の芋くらべ祭映像に関連する隣村・上三十坪の野神祭の映像記録。上三十坪では毎年8月23日に野神祭(ズイキ祭)が行われる。ここでは、里芋をくらべる儀礼や角力などはみられないが、野神とされる松の木の根元に里芋の芋茎でつくった鳥居を供える点に特徴があり、中山の芋くらべ祭と同様に畑作儀礼を象徴する祭である。 |
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カラー・日本語・30分 |
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滋賀県蒲生郡日野町中山の芋くらべ祭映像に関連する隣村・徳谷の野神祭の映像記録。中山の分村とされる徳谷では、毎年9月10日に中山と同じように野神祭が行われる。徳谷の野神祭は、野神祭の祭場で行われること、里芋の長さをくらべる祭であること、また、角力儀礼が見られることなどにおいて、中山の芋くらべ祭と共通している。 |
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シリーズ2 |
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制作年:1989-1990
制作担当者:岩井宏實・福原敏男 |
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カラー・日本語・59分 |
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秋田県湯沢市の北に位置する岩崎では、巨大な藁人形の「鹿嶋さま」が作られる「鹿嶋祭り」が伝えられる。村を邪悪なものから守るために、巨大な「鹿嶋さま」が作られ、村境にたてられた。本研究映像では、「鹿嶋さま」の制作過程のほか、八幡神社の例祭、水神社の裸祭りを記録した。 |
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シリーズ3 |
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制作年:1994-1995
制作担当者:川森博司 |
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カラー・日本語・45分 |
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『遠野物語』の舞台となった岩手県遠野における民俗と観光化との関わりと、民俗文化を通しての人々の自己表現について考察した作品。 |
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カラー・日本語・45分 |
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岩手県遠野市において、地元の人々が『遠野物語』をもとに、地域の伝統的な文化を意識的に捉えなおし、新たな表現のかたちを与えていく様子を示した作品。 |
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カラー・日本語・29分 |
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岩手県遠野市の1994年〜1995年における昔話の語りをできるだけ忠実に記録しようと試みた作品。 |
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シリーズ4 |
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制作年:1996-1997
制作担当者:新谷尚紀 |
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カラー・日本語・45分 |
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広島県西北部の農村地帯に伝承されている神楽は、その地名から芸北神楽と呼ばれている。現在では地元はもちろん、広島市など都市部からも熱狂的な観客が大勢押し寄せて、テレビや新聞などマスコミも毎年その動向を報じるほどになっている。もともと各村落の氏神の秋祭りに奉納されてきた神楽が、このように地域社会の活性化を促すいわば社会資源として、また多くの観客を呼ぶ観光資源として、近世以降、戦前戦後を通じてこれまで変化を遂げてきたその歴史的な変遷過程を追跡し、民俗芸能の伝承と変容の力学について分析を試みた映像論文。 |
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カラー・日本語・48分 |
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芸北神楽はもともと幕末期に石見地方から安芸国北部の芸北地方に伝えられたものである。俗に安芸門徒と呼ばれるほどに浄土真宗寺院の影響力の強かったこの地域に、記紀神話を題材とする神話劇としての神楽を、秋祭りの郷土芸能として導入したのは、氏神祭祀に携わる神職や地元の若連中であった。幕末期の導入から戦前の国家神道体制下での隆盛、そして戦後の存続危機を経て、高度経済成長期以降まったく新しい演劇的神楽の創出をみるが、とくにその新しいスーパー神楽の誕生をめぐる現場論的分析を試みた映像論文。 |
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カラー・日本語・29分 |
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芸北神楽の演目や舞い振りには歴史的にも地域的にも三種類のそれが創造され伝承されてきている。第一は旧舞と呼ばれるもともと神社で舞われてきた六調子のゆったりとした格調高い優美な舞い、第二は新舞と呼ばれる戦後流行してきた八調子のスピーディーで躍動感あふれる舞い、第三は新々舞とかスーパー神楽と呼ばれる演劇的要素の濃い舞い、である。コミカルな演目も含め芸能的に洗練された優秀な神楽団の演目を選択しダイジェスト版で紹介するもの。 |
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シリーズ5 |
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制作年:2005-2006
監督:内田順子・鈴木由紀 |
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| AINU Past and Present マンローのフィルムから見えてくるもの |
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カラー・日本語・102分 |
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スコットランド出身の医師ニール・ゴードン・マンローが、昭和の初めに撮影したアイヌ民族の熊送り:イヨマンテに関する映画フィルムについての映像論的研究をまとめた作品。マンローの制作意図、その後のフィルムの変遷を、フィルム、写真、マンローの手紙、インタビューなどからたどり、フィルムが人の手を介して新たな意味を帯びていくという問題を考察した。また、残された記録が、現在のアイヌ文化の伝承にとってどのような意味をもつのかという問題を考えることも、この作品の目的のひとつである。 |
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シリーズ6 |
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Year of release:2007
Director/s:UCHIDA Junko , SUZUKI Yuki |
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| AINU Past and Present The Legacy of Neil Gordon MUNRO’s Film |
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Color, English, 102 minutes |
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Neil Gordon Munro, a Scottish-born doctor, came to Japan in 1891. The National Museum of Japanese History possesses documentary film footage of the iyomante bear ceremony shot and directed by Munro. The main purpose of this DVD is to clarify the history of this film with reference to documents left by Munro (the film itself, photographs, letters, etc.) Another purpose of the DVD is to consider the impact of Munro’s records on present-day Ainu traditions. |
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シリーズ7 |
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制作年:1992
監督:小林忠雄・菅豊 |
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| 金沢七連区民俗誌 第1部 都市に生きる人々/第2部 技術を語る |
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カラー・日本語・120分 |
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北陸の城下町金沢を対象に、なかでも市内の東山区、かつて「七連区」と称された庶民のマチにスポットをあて、そこで活躍するさまざまな伝統職人、商家、芸能に携わる人々の日常生活と年中行事等の伝承世界にカメラの眼を向けた。 |
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シリーズ8 |
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制作年:1996
監督:比嘉政夫 |
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カラー・日本語・104分 |
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沖縄の父系出自集団〈門中〉は王府の所在地であった首里を中心に近世沖縄の士族社会に形成され、しだいに沖縄の地域社会に模倣されていったとされる。この映像資料では、沖縄本島南部・糸満の門中行事に焦点を当て、洗骨儀礼や旧正月儀礼を記録し、沖縄の葬制・墓制、〈門中〉成員の結合意識などを考察している。 |
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シリーズ9 |
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制作年:2000
監督:松井健・篠原徹 |
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カラー・日本語・83分 |
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工芸においては、伝統は新しい創造の深い源泉でもある。今日の沖縄において、「伝統的な」焼物(ヤチムン)つくりを志す人たちの営みを追い、彼らの製作活動の過程を丁寧に写しつつ、工芸における伝統と創造のダイナミズムを考える。
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シリーズ10 |
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制作年:2007
制作担当者:松尾恒一 |
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カラー・日本語・71分 |
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興福寺と春日大社が一体となって形成され、現在に伝承される神仏習合の祭儀。大陸より伝来した舞楽や、「咒師走り(しゅしばしり)」といった独自の名で呼ばれる翁舞、巫女(みこ)の神楽、追儺(ついな)等、古代・中世に展開した豊かな芸能世界が繰り広げられる世界でもある。これらをときに補佐し、ときに演じ手とも、伝承者ともなった、堂舎の造営に携わる職人にも注目する。 |
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カラー・日本語・71分 |
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薬師寺の一年で最大の年中行事“花会式”。3月末から4月初めに7日間、練行衆による懺悔を中心として昼夜に繰り返し行われる、平安時代より続く行法。ほかに授戒、咒師による結界、牛玉加持、香水授与、神供、鬼追い式、等々、密教的、民俗的な作法の数々が行われる。その行事の全貌を明らかにするとともに、これらを補佐し、支える堂童子の役割に迫る。
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シリーズ11 |
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Year of release:2008
Director:MATSUO Koichi |
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Kohukuji and Kasuga Taisha
Rites of Kami-Buddha Amalgamation and the People Who Support Them
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Color, English, 71 minutes |
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Kohukuji Temple and Kasuga Shrine developed as a single complex, and their ceremonies marked by Kami-Buddha amalgamation have been passed down to the present-day.Moreover, they also constitute the domain in which the rich world of entertainment developed from ancient and medieval times : Bugaku Dance originally from continental East Asia, the unique Okina Dance called “The Dharani Master Run”(Shusi hashiri), the Kagura Dance of Miko shrine maidens, and the Tsuina Demon Exorcism. This film highlights the artisans involved in constructing their materials and stages-who not only assist in them but also act as performers and pass them on. |
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The Flower Assembly Rite (Hana’e-shiki) of Yakushiji
The Ceremony and the People Who Support It
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Color, English, 71 minutes |
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The Flower Assembly Rite (Hana’e-shiki): the ceremony that is the highlight of the ritual calendar at Yakushiji Temple. For seven days, from the end of March to early April, the Rengyoshu practitioners perform the Repentance Rite day and night, which dates to the Heian Period, In addition, they take the precepts, the Dharani Master establishes the sacred ceremonial boundary (kekkai), and the entire group performs sundry rites including the Go-o Empowerment rite, Jingu Deity Offering, the Conferral of Kozui Holy Water on believers, the Tsuina Demon Exorcism, etc. -all manner of esoteric Buddhist and popular rites. This film not only offers these rites for full view : it explores the role of the Temple Acolytes Who support and assist them. |
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シリーズ12 |
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制作年:2009
制作担当者:小池淳一 |
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カラー・日本語・52分 |
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この映像は日本人の筆記の近代を担ってきた万年筆をめぐる技術と職人とを記録したものである。
万年筆は明治時代に輸入されはじめ、やがて大正時代になると国内でも生産が可能となった。国産の万年筆はろくろを用いて細長い軸を巧みに削り出す技術に支えられていた。ここではエボナイト、木材、セルロイドなどから胴軸やキャップを作りだし、ペン先やクリップをつけて万年筆が作られていく工程や、漢字・ひらがな・カタカナといった日本語の多様な文字をなめらかに書くためのペン先の調整、研磨の方法、さらに長期の愛用に耐えうる美しい装飾や修理、調整の技術、そして販売にあたっての細やかな心遣いの様子を映像で記録して、日本人の筆記環境を支えてきた「わざ」を描いてみた。
ここに映し出されているのは万年筆という道具に集約される「書く」という行為をめぐる近代の技術の姿である。そしてこれは一本の万年筆に込められる職人の技と心とを描こうとする映像民俗誌の試みでもある。 |
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カラー・日本語・99分 |
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[列伝篇]には万年筆をめぐる技術を保持している人びとの姿を、具体的な作業の様相に着目して記録している。
ここでは、ろくろや旋盤を用いて万年筆を作り出してきた加藤清さん(カトウセイサクショカンパニー)、田中晴美さん(万年筆博士)、川窪克実さん(川窪万年筆店)、独自の軸装飾を編み出した久保田禮禧さん(萬年筆の山田)、金属加工技術を駆使してペン先を修理する久保幸平さん(久保工業所)、さまざまな修理に対応する久保勝彦さん(中尾万年筆店)、藤井栄蔵さん(ユーロボックス)、そして一人ひとりの書き癖に合わせたペン先調整をする森山信彦さん(フルハルター)の8人を取り上げている。
[列伝篇]では、万年筆が生み出され、使われ、伝えられていくさまざまな場面を支える技術と精神とをあくまでも、その作業の実態に即して、映像と音声として記録し、さらに一人ひとりの肉声を添えながら描いている。 |
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シリーズ13 |
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制作年:1991
監督:小島美子 |
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カラー・日本語・59分 |
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宮崎県椎葉村は九州山地に抱かれた山深い村である。村の人々は焼き畑や狩猟などによって暮らしながら、豊かな音楽や芸能を育ててきた。しかし、1990年当時、都市化の波はこの椎葉にも及び、生業だけでなく、歌や芸能の伝承の仕方も著しく変化しつつあった。この映像は、椎葉の伝統的な生活に根ざした歌とともに、変わりゆく民俗音楽の様相を記録したものである。 |
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シリーズ14 |
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制作年:1993
制作担当者:篠原 徹・菅 豊 |
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カラー・日本語・59分 |
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この映像は、隆起珊瑚礁の島である黒島(沖縄県八重山郡竹富町)の人々の生活と自然との関わりをテーマにしている。「島譜のなかの神々」は、島の人々の「生きる戦略」と、伝統的行事である豊年祭との関わりを、それらの生活と民俗の担い手である若者を中心とした青年会に焦点をあてて描いたものである。 |
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カラー・日本語・60分 |
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この映像は、隆起珊瑚礁の島である黒島(沖縄県八重山郡竹富町)の人々の生活と自然との関わりをテーマにしている。「牛と海の賦」では、牛の飼養と水を巡る問題を中心に取りあげ、自然利用の民俗的側面について、「生きる戦略」を島の人々がいかに開発してきたかという視点から描いている。 |
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