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| ３歳の次男が母親から暴行を受けて死亡した自宅＝ふじみ野市 |
ふじみ野市の自宅で次男（３）の頭などに暴行を加え、頭蓋（ずがい）骨骨折のけがを負わせたとして東入間署は１１日、傷害容疑で、同市うれし野２丁目、母親の無職、篠田啓子容疑者（３２）を逮捕した。次男は搬送先の病院で約１０時間後に死亡が確認され、同署は容疑を傷害致死に切り替えて死因を調べている。同署によると、篠田容疑者は傷害容疑を認め「トイレに行くと言わずに、おむつに便をしたので、イライラし、腹が立ってやった」などと供述している。
逮捕容疑は１０日午後１時半ごろ、自宅和室で、黎我（れいが）ちゃんを抱きかかえて布団に投げ飛ばした上、頭を畳に打ち付けるなどして大けがを負わせた疑い。
同署などによると、篠田容疑者は自営業の夫（３３）と双子の長女（８）と次女（８）、長男（５）、黎我ちゃんの６人暮らし。
この日、茨城県から同容疑者の父親（６４）が容疑者方を訪ねた際、同容疑者が黎我ちゃんに心臓マッサージをしており、父親と同容疑者が近くの消防署に黎我ちゃんを連れて行ったという。
事件当時、自宅にいたのは篠田容疑者と黎我ちゃんだけだった。
同署は１１日、黎我ちゃんの司法解剖を実施した。「頭部損傷が死因の可能性がある」としている。黎我ちゃんは普段から排便が遅かったらしく、同署は日常的な虐待があったかどうかも捜査する。
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