『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』上野樹里&玉木宏 インタビュー 1/2
「のだめはどこに行ってものだめだからKYで頑張りました」
天才的なピアノの腕と変態的な感性を持つヒロイン、のだめと、一流の指揮者を志すエリート青年・千秋の恋と音楽に懸ける青春が展開する『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』。同名ベストセラーコミックを基にした人気ドラマの映画版にして、シリーズの完結編の前編である同作について、主演の上野樹里と玉木宏が語ってくれた。
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シリーズの最初のころは探り探りでした
―― 今や、のだめと千秋先輩を演じるのは、お二人以外考えられませんね。
玉木宏(以下、玉木):ありがとうございます。でも、テレビシリーズの最初のころは……。
上野樹里(以下、上野):もう本当に探り探りでしたよね。
玉木:のだめと千秋の関係もそうですけど、それよりもキャラクターを作り上げるのが手探りで。千秋はまだしも……。
上野:のだめは「ぎゃぼ」とか「むきゃ」なんて言いますからね(笑)。どういったタイミングで「ぎゃぼ」が生まれてくるんだろう? って、最初は想像のつかないまま感覚を探っていました。ただ、数話目あたりから徐々に登場人物それぞれの核心に触れるような深い話になってくるから、演じやすさは増した気がしました。その分、コメディーの部分とシリアスなシーンの幅に気を使いましたけど。
玉木:コメディーだけど、それぞれの登場人物に共感できるし、感動できるという、「のだめカンタービレ」シリーズならではの振り切れ感も、徐々に出来上がっていった気がします。
映画ですか? フィルムですか? えええー?
―― スペシャルを経ての映画版。今の心境はいかがですか?
上野:パリで撮影できないから日本を舞台にしたエピソードでテレビシリーズが終わったと思ったのに(笑)、スペシャルでパリに行くことになり、今度は映画まで……。正直、「映画ですか? フィルムですか? えええー?」となりましたね。怖いと思いましたし、撮影中は慣れないこともあったけど、なるべくKY(空気を読まない)で頑張りました。のだめはどこに行ってものだめだから、どこまでKYで行けるか、わたし自身も度胸試しだと思わなきゃって(笑)。それに、テレビシリーズを作った強いチームが出来上がっていたので、今までの良さを保ちつつ、違うものも見せられる映画版になった自信はあります。
玉木:映画ならではの空気感がありますし、ヨーロッパロケも含め、撮影のスケールがとにかく違いますからね。中でも、演奏シーンは見応えがあると思いますよ。テレビドラマとは違い、オーケストラがスクリーンの枠(シネスコサイズ)にぴったり収まるのもうれしいです。より良い映像と音響で楽しんでもらえるのが僕らにとっても幸せなことなので、ぜひ劇場で観てもらいたいと思います。