(cache) 天皇会見、いったん困難と伝達 小沢氏訪中控え転換か - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 天皇会見、いったん困難と伝達 小沢氏訪中控え転換か

     天皇陛下と中国の習近平国家副主席との15日の特例会見をめぐり、会見発表の2日前にあたる9日の時点で、日本政府が中国側に「陛下のご健康がすぐれず、会見に応じるのは難しい」と伝えていたことが分かった。複数の日中関係筋が14日、明らかにした。首相官邸は陛下の体調に配慮していったん見送りの方向になったが、急きょ転換した。訪中を控えた民主党の小沢一郎幹事長らの意向が反映された可能性もある。

     7日に羽毛田信吾宮内庁長官が平野博文官房長官からの会見設定の要請を断った後、宮内庁幹部は官邸側に「陛下の健康状態が万全ではない」と説明したという。鳩山由紀夫首相もこれを受けて、見送るべきだとの判断に傾いたとみられる。

     ただ10日には平野氏が再び羽毛田氏に会見実現を指示し、翌11日の設定発表につながった。

     関係筋によると、複数の中国当局者は11月下旬から今月上旬にかけ、会見には1カ月前までの正式申請が必要となる「1カ月ルール」を守らなかったことを認めながらも「日本政府が中日関係の大局に立ち、会見を実現するよう期待する」と特例的な措置を求め続けた。

     これに関連し、首相は14日朝、天皇陛下と習副主席との特例会見に批判が相次いでいることに対し、公邸前で記者団に「判断は間違っていなかった」と強調した。

      【共同通信】